2004年12月31日金曜日

電子音楽in JAPAN

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電子音楽in JAPAN


本の構成は、YMOのための電子音楽の系譜という構成ではあるが、むしろ面白いのはYMOの部分よりも系譜の部分であります。
 ちょうど明日05年の50年前、55年にNHK電子音楽スタジオで生まれた電子音楽。まるで計算式で求めるかのような黎明の音楽にマッドサイエンティストのような魅力を感じます。
 電子音楽の始まりというのはクラシックというヨーロッパの格式と伝統の音楽の終着の果てであったことはものすごく魅力的でした。むしろ洗練の行き着いた先というのが電子音楽の始まりだったのでしょう。まるで試験管を扱うようなサイン波の抽出と合成の現場がインタビューから浮かび上がります。
 そして、ミュージックコンクレートといわれる今のMIDIやテープコラージュに繋がるようなもうひとつの電子音楽の歴史が未来派といわれるアバンギャルドにも繋がる20世紀の現代美術の潮流に繋がることに気づく時とても魅力を感じました。
 洗練とアバンギャルド、この二つの流れが合わさったのが55年のNHK電子音楽スタジオでありそれが日本の電子音楽の始まりだったのではないのでしょうか。
 この本は個人個人に視点を当てていて各章が進んでいくため非常に読みやすいです。
 そして、個人個人の物語としても進んでいくため、ひとつの時代が融合と反発を経て変化していっているのが面白い。やはりそれは洗練とアバンギャルドという相容れない精神が近くにいたからだからだろうか。それは非常に緊迫感を与えこの電子音楽の物語を非常に面白いものにしていました。

2004年11月19日金曜日

50%&50% ニューロティカ、赤犬、電撃ネットワーク @DIAMOND HALL 2004/11/18

50%&50%というイベントに行って来ました。

 SNAIL RAMP/Oi-SKALLMATES/ニューロティカ/
 赤犬 SPECIAL GUEST:電撃ネットワーク

 こんなメンツで久しぶりに客層も爽やかだわ。
 最近は爽やかじゃなかったのかというと、年齢高めやら年齢不詳やら国籍色々やらそんな感じだったので。久しぶり感があったかな。
 今回の客層はというと、首にタオル率が高くて、TシャツはPOTSHOTとかYOUNG PUNCHとか書いてあってUKプロジェクト好きぽい感じね。

 最初はニューロティカ。名前は良く見てるのだけど見るのは初めて。近頃聞かない音だけどさすが20年やってるだけあって聞きやすい音ですね。ニューロティカとその次のSNAIL RAMPが一番盛り上がっていたかもしれない。モッシュやダイブが目的ならスカパンクは踊りやすいからね。赤犬とかのように演歌ありのなんでもありの雑食バンドは知らない人は戸惑うもんね。でも、久しぶりの感じで楽しかったけどね。
 そして3番目が電撃ネットワーク。フジロックでは入場規制で見れず。とりあえずやっと見れた。意外と音楽が自分の良く聞く音に一番近い。電撃の音楽好きでした。ネタは南部虎弾の缶のネタや股間のネタや。サソリにドライアイスにロケット花火に聞いたことあるネタはほとんどやってくれたような。
 赤犬さんのリクエストで手に塗ったアロンアルファで30kgのドラム缶を持ち上げるてのもやってくれてた。
 赤犬は電撃の楽屋訪れ、電撃も赤犬のこと好きだからCD頂戴といったらちゃんと持ってきてますよとくれたのは焼いたCD-Rだったんだって。
 で、4番目が赤犬。桜まつり以来だから半年振りかな。親方星条旗のあとグッチさんの愛知万博ネタでスタート。2曲目は反戦小唄だったけな、イベントの性格意識したのかロックよりのような感じ。
 ちなみに今回は名古屋にちなんでドクタースランプでアラレちゃんとガッチャン(33歳)で現れていました。スッパマンにしては違いすぎる謎のキャラも居てあれはいまだに??
 ちなみに、ガッチャンはブリーフにダンボールの羽根、針金の触覚で完成。
 話としては森下くるみさんという人が赤犬と電撃ネットワークを繋げた恩人なんだけどその人が来年の東京のなんとなくワンマンに出るといったらメンバーのみが盛り上がっていた。山口富士夫さんが出るかもよとか今日の爽やかな客層を置いてきぎみのトークが面白かった。あ、ちなみに森下くるみさんというのはAVの人だそうです。来年に赤犬のDVDが出るよ、森下くるみのAVなんだけど、音楽が赤犬なんだとゆってました。
 ロビンさんのネタが分けが分からず置いていきぎみにおもろかったかな。
 音としては恋はシグナルとか、乾杯!!ショッパイ節やらUNCO〜うんこが好きです〜とかもやってたかな。
 
 ライブが終わってブリーフ脱いで客席に投げ入れたときは違う音色のキャーが聞こえてた。ウワーに近い声でした。
 それにしても今回は色物が多いイベントでしたね。
 ※新しく知ったこと。ブリーフの下はもう一枚パンツがあったということ。 

2004年10月28日木曜日

ヴィンセントアトミクス@TOKUZO 2004/10/27

VINCENT_ATMICUS
VINCENT_ATMICUS

芳垣安洋(ds)が90年代半ばから温めていた「アンサンブルを重視したバンド」という構想をもとに、1999年横浜ジャズプロムナードへの出演を機に結成。リフ、ソロ、即興、ノイズ、ドローン、すべてがミニマルに絡まるサイケ・エキゾチカ・アンサンブル。メンバーは他に岡部洋一(ds)、勝井祐二(vl)、太田惠資(vl)、菊地成孔(sax:2003年5 月のライヴをもって脱退)、青木タイセイ(tb)、松本治(tb)、水谷浩章(b)、高良久美子(per)。


 ヴィンセントアトミクスというバンドのライブに行ってきました。良い日だったのか悪い日だったのか。
 まずは、行きの特急の中でチケットを忘れたことに気づきました。忘れないようにと車に入れてたのに。
 チケットなしで入れるかなーとそればっかり気になって。でもそんなに前売りではいる人もいないだろうと淡い期待も。
 会場のTOKUZOに電話をしてみても朝までやっている居酒屋だから当然昼間はつながらない。

 ボーっと栄を歩いていたらいつの間にか松坂屋の最上階に。パルコの南館にしては少し落ち着いた雰囲気にパルコも変わったなーと思ってました。
でも鳩居堂を発見。パルコに鳩居堂はオカシイとここで気づいた。でも、こんなところにあったんだ。葉書を数枚購入。
 その前に芸術センターのミュージアムショップでも何枚か葉書を購入。2005年用の葉書がやたらとあったよ。もうそんな季節か。
 当日で入る羽目になったので、TOKUZOへ早めに行くことに。そんなに並んでいないので一安心。並んでいると英語で外国の人と流暢に話す人が。深雪さんとリブハ二という方でした。英語話せないのでドキドキ。深雪さんに通訳してもらいつつそれでもあまり話せない。なんか今の日本人より外国人の方が物腰が丁寧な気がするのだが。
 今回はTATEさん、深雪さん、村上さんというこの人は始めて会う方、リブハニさんとカリームさんとこの方も初めて。結構初めての人が多い。一人で見に行くことの方が多いので楽しい。
 シュークリームを頂き、深雪さんとリブハニさんで分けて、僕一人ひとつは悪いと言ったら隣の見ず知らずの人と分けることに。犬山の人でした。
 深雪さんがカリームを探しに行くと行ってしまってリブハニと二人きりに。日本人でも初めての人とは緊張するのに。お互いあまり喋れないし。で、そんなときに限って行列が動き出すのよね。お互い困った顔をしながらも仕方がないよねという感じで中に入ることにした。言葉は分からなくても困ったなあと言う表情は共通みたい。
会場に入って座席について場所を確保。飲み物はカウンターでセルフサービスだよというところまで通じたところで深雪さんが帰ってきてくれた。
そんなこんなしているうちに、TATEさんに村上さんんにカリームも登場。
TOKUZOは料理がおいしいので食べずにきたのだがこれは大正解。秋刀魚や鯖の料理がおいしいです。エスニックチャーハンも少しピリカラでグッド。
 キノコと春雨の韓国風炒め
 貝柱とケッパーオイルのピザ
 サンマと秋野菜のトマトスパゲティ
 キムチ冷奴
 エスニック海老レタスチャーハン
 フィッシュ & チップス
 京都・千鳥酢で作った自家製ピクルス
とまあ色々頼んで奢ってもらった。
 バンドですが、芳垣(ds)、岡部(ds)、高良(pec)、水谷(b)、 青木(Tb)、松本(Tb)、勝井(vil)、 太田(vil)の構成でdsはperも兼ねているので場合によってはper3ともなるし、青木タイセイさんはピアニカもすればギターも弾くし。ダブルドラムにダブルヴァイオリンにちょっと目がいく。
ブラジルもあればポリリズム的な曲もあるし、岡部芳垣勝井によるminiROVOみたいなフレーズもあるし渋さっぽい部分もあるし。いろんな音が出て楽しい。
 最初の曲は熱帯雨林の中に居るかのような鳥のような音をさまざまな楽器で演奏する曲からポリリズム的なリズムに展開する。複雑なリズムなのだが深く気にせずに音に耳を傾けると自然にリズムに乗れる。
 複雑な展開でマラカスでドラムを叩いたりもしている、すごい。そのせいでスネアが破れたようで、本皮なんだよーとかなりショックを受けてた。
 バイオリンにしても太田さんと勝井さんでは違う。太田さんが基本的なリフを刻む感じなのに対し、勝井さんは勝井さんらしい音というかエフェクターで浮遊感のある音を重ね合わす感じ。それに、高良さんのヴィブラフォンがエキゾチックな感じを作って、それを複雑なツインドラムが絡みトロンボーンとベースのリズム隊がリズムを作る。パートによってはトロンボーンが主役になったりパーカッション主体になったりと楽しい。
 バンドが2つに別れ交互に演奏する曲が面白かった。岡部、太田、青木、松本のグループと芳垣、水谷、高良、勝井に分かれて激しい音と柔らかい音を交互に鳴らすような対照的な音を自然にセッションしてしまうところがすごい。
太田さんシャウトしすぎでむせてましたが。
それにしても、楽しい音で2時間はあっという間だったな。

2004年10月3日日曜日

環太平洋モンゴロイドユニット@おひらきまつり 2004/10/02

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 猿田彦神社と言うのは変わったところだと思う。普段は入れないだろう神社の本殿の裏の神田を使ってライブをするのも驚きだけど、違う部分で変わったところだと思う。神田にくると方向感覚が狂ってしまう。神田の正面には多分神域だと思う山林が深く広がっているのだけど、あの方角はすぐ住宅が広がっているのであって現実感がない空間にいることに変な感じにさせられる。

 五時ごろ猿田彦につくと猿まわしが。会場の周りに環太平洋モンゴロイドユニットメンバーの高遠彩子さんがいました。近くにいた見ず知らずの女の人が高遠さんに「ライブは何時からですか?」と聞いていたけど、「お猿さんの気分しだいだそうで良く分かんないんです。」と答えていました。
 今年は伊勢うどんはなかったですが、ボタン汁が美味しかった。
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 環太平洋モンゴロイドユニットのライブが始まった頃には日も落ちていい感じです。
 演奏は、神楽だとか環太平洋だとか言っているのでもっとお神楽的かと思いがちですが結構ポピュラーなのもある。即興のものはガムランやらあるので民俗音楽的で、ギターやベースが入るとジャックジョンソンのような牧歌的な感じになる。楽器で雰囲気が変わるのは面白い。
 ふらっと寄るにはちょうどいいイベントなのです。

2004年9月12日日曜日

渋さ知らズオーケストラ@豊橋炎の祭典/羅針盤@tokuzo 2004/09/11

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無題
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渋さ知らズが豊橋でライブをするということで行ってきました。豊橋は1年ぶりで去年の秋に企画展「おかげまいりとええじゃないか」を見に行って以来です。今回のまつりもええじゃないか祭だそうで。そう、豊橋はええじゃないか発祥の地(無駄知識)。

路面電車で豊橋公園まで行き謎の銅像とも再会。
ちなみに関係ないけど、うちの隣町には生きているうちから自分で銅像を建てたやつがいる。「清水せいぞうの像」というのだけど。組合の入り口にデーンと。ちなみに想像通りの髪型で銅像らしい銅像です。ネタならシュールなんだけど。

 2時半ごろ豊橋公園につくとモリゾーと子供の激しいバトルが。キッコロは多数の子供に追いかけられてました。キッコロは人気だけどモリゾー人気薄。
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 夜からイベント(手筒花火)は有料だけど昼間のイベントは無料で渋さもフリーライブでした。で、屋台も出ていて結構人もいたかな。
 ライブは勝井さんも芳垣さんもいないけど楽しかった。
アングラ感よりは爽やかな感じがするライブだった。といっても白塗りも黒塗りもおしゃもじ隊もえんやとっとの渡部さんもいたので面白かった。ブラスとダンサーたちで会場練り歩いてほんとえーじゃないかて言う感じ。ライブ1時間半あっという間だった。
 勝井さんのパート?のところで管楽器でバイオリンの音を出したら渡部さんはエアギターならぬエアバイオリンで弾いてくれてた。最初なにやってんのかなと思ってたのだけど渡部さん素敵すぎ。

 一番メロウでダンサブルなナンバーをやりますと諸行でムーチョもやってくれてたのはうれしかったな。

 その後、名古屋へ戻り得三へ。今日は羅針盤もやっているのでした。で、羅針盤ですけど得三のソファーがもしふかふかだったら絶対寝てた。それくらい気持ちいい演奏だった。山本精一さんは音響派撲滅と言っていたけど違う方向の音響だと思うのだけどな。ソングラインというアルバム以降のノイズに包まれながらあの歌を聞いているとほんとウトウト。一定の音が会場全体を包むと気持ちよくなるね。
 僕は初期の歌も最近の音も好きなので、せいかの頃の歌も今の曲もやってくれて大満足。初期は歌、今は曲だね。
 山本さんなんだかご機嫌でライブが終わってメンバーが引っ込んでもそのまま1分くらい座ってしゃべり続けてた。このままトークショーかと一瞬思った。なんか、静かな音に飽きたとか音響派撲滅みたいなこととかサイケな音を出したいとか来年はサイケな長髪で帰ってくるとかそんなこと言ってた。
 うん、羅針盤は良かったな。

2004年8月8日日曜日

BESATIE BOYS@サマーソニック04大阪 2004/08/07

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 ZEPPから出たら西の方の空は真っ黒く雷鳴が。昼間の晴天が嘘のよう。会場には「TO THE 5 BOROUGHS」のジャケットの、つまりWTCのあった頃のNYが描かれた高さが身長以上の幕があってその下にDJセットが置かれている。DJセットも身長以上の高さになっていてセットの足元にVJが流れる構成になっていた。
 7時半の時間通りスタート。「TO THE 5 BOROUGHS」の描かれた背景がオレンジに染まって、ミックス・マスター・マイクが一人で登場。チェックユアヘッドのアルバムのロゴにあるようなHIPHOP調のシルバーの線が渦巻状に映し出される。会場のモニターにはミックス・マスターの超絶のテクニックが映し出される。すごいよ。手が止まってないよ。ジェフミルズとはまた違う手の多さだ。5分くらいDJ一人でやってその後3人が登場。今回は「THREE MC&ONE DJ」のスタイル。ビースティの3人は灰色の作業着のような衣装にキャップをかぶって登場。実物の3人は雑誌などで見るより年齢を感じる感じでした。
 内容は基本的にニューアルバム中心だったと思う。だから、アルバムを買っていないとどうなんだろう。僕は楽しかったけど。でも、やはり「THREE MC&ONE DJ」や「CH-CHECK IT OUT」などでは盛り上がる。3年前のサマソニのプライマルもそうだったけどフェスで新曲中心だと盛り下がる。まあ、人多すぎず踊りやすかったので良かったけど。
 それとVJが気になった。録画の内容と、ライブ映像を織り交ぜる感じで、モノクロ映像で映し出されたライブ映像がlive感覚で加工されている。去年のエレグラで見たTOMATOの映像のようだった。誰がやっているんだろととても気になったのでした。
 あと、DJセットのわりに1曲づつで途切れて進行するのは気になったかな。ミックスマスターともうまくいかなかった曲もあったしね。アンコール入れて1時間15分と短かったしね。JBはヘッドライナーでもないのに2時間もやったぞ。
 まあ、それはいいとしてビースティはかっこよかったよ。あの人たちしか出せない音がそこにあるのだから。だからいいじゃないと思った。変わらないよさというのかな。あのテンションを持続するのは大変なはず。だから今見ておいて全然損はなかった。

2004年7月19日月曜日

sunnyday Sunday

sunnyday Sundayのような先々週のことを少し。

��鳩居堂に行って絵葉書を購入。
あそこの絵葉書の緑と赤の色使いがすきなのだ。
特に緑の色が好き。

��銀閣寺までは出町柳から自転車で。3時前だったのでレンタル料を500円にしてもらった。
自転車を借りて右へ行こうか左へ行こうか悩む。
左ならヴォイスギャラリーと京都御所かな。でも、御所が見れないなら仕方がない。右なら進々堂まではいったことはある。その先は分かんないけど、昔チワさんが言っていた一休庵?が見つかればラッキーでしょう。
だから右へ行く。sunnyday Sundayの気分だと自転車も涼しく感じる。歩きよりは涼しいからね。

��日曜日に行ったgrafで帰りの電車で読もうと本を2冊。美術手帳は赤瀬川原平の特集。
「やはり、作ることより見ることのほうが面白いのだ。目の前に思いもよらぬものが現れて、頭が拡大する面白さ」に納得。良く楽器とかやらないのとか言われるけど、今は聞くほうが面白い。頭が拡大する音があるうちは。

2004年7月18日日曜日

田名網敬一『Ascension Furniture: 昇天する家具』展 2004/07/18

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短い時間を使いgrafへいってきた。ここは木を削るにおいがするので好きだ。
何がやっているかというと田名網敬一『Ascension Furniture: 昇天する家具』展
京都へ行く折に調べてみるとギャラリーアンフェノールやらキリンプラザやら同時多発的に田名網敬一展が起きているの。
突っ走った世界。
なぜ、grafにいったのかは平面の作家の世界を家具にしているのが面白そうだったから。

今の流れの180度違う流れの家具にわくわくした。
シンプルに向かいがちな周りの流れを打ち壊すような家具が楽しかった。
超サイケ空間が中ノ島にできているのが楽しいかな。
Kiiiiiiiも来てたのねえ。見たかった。

ラジオも聞いてみてね。

菊地成孔クインテットwithUA 2004/07/17

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 ジャズからanodeへ向かう途中というか、拡散へ向かいそうな方向を1本の紐でつなぎとめているというか、ONJQはそんな感じだった。
 それに比べて菊地成孔クインテットは、ベクトルとしては逆の方向へ向いていると思います。中心へ中心へ向かう感じと言うか。いかにシンプルに、それを50年代のデュークエリントンオーケストラの頃のようにジャズで心を躍らせれるかというような目的のような音でした。

 PAにZAKを迎えているというのはそれこそ正しい選択だし、スピーカー越しの音に心が響くというのは現代の音なんだなあと思います。
 世の中にはZAKがPAをするからライブに行くという人もいるわけで、この音はパッケージにしまいこんでも伝わらない訳です。貴重な空間に居るという感じが余計音を良くさせます。漂う空気の感じというのはパッケージではやはり伝わらないのです。
 フィッシュマンズの野音の熱帯のオアシスのような感じはやはり日比谷の野音に行かなくてはわかりません。
 それと同じで、音が空気に乗る感じを味わえたのは貴重かな。
 まるで熱帯雨林の交響楽団のような。菊地さん以下、上下ともスーツで決めていてPAのZAKもスーツで、舞台とPAだけ熱帯雨林のオアシスかというような雰囲気でした。UAの新調したというドレス。右手と右足を同時に出すようなぎこちない歩き方に笑ったけど、菊地さんのサックスとかと調和する歌声のよさに感動した。UAてそれ自体が一つのパートだと思った。
 僕は菊地さんの作るゆったりしたダンスナンバーが好きなので(ミラーボールとか)アンコールの曲はうれしかった。
 良いものを見れたという感じになると暑さも疲れも飛んでしまうのでした。

Otomo Yoshihide orchestra feat Kahimi Karie 2004/07/17

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 京都の夏は暑いと聞いていたけど、噂どおりの暑さ。でも夏の京大西部講堂はもっと暑い。40度から50度はあるのじゃないか熱気に満ちた熱帯雨林のようなような空間でのライブでした。
 すごいよ。外に出たとたん涼しいと感じるのですから(笑)
 空間に響く音を拾い、解釈しというライブでしたが空気の流れも耳に影響するというような世界でした。
 Otomo Yoshihide orchestra feat Kahimi Karieのラストの曲、ジムオルークの「ユリイカ」が流れてきたとき、外から涼しい空気が流れてきて空気が変わる感じと曲のよさにゾクゾクした。

 会場の外に多くの人が出て涼んでいるので、ビールを買って会場の外を周ってみる。勝井さんがうどんを売っている。Tシャツを買うとサインがもらえるみたい。勝井さん好きだけど・・・、ムーグさんなら買ったなTシャツ。
 そういえば、今回大友良英ニュージャズビックバンドからOtomo Yoshihide orchestraに名前が変わったみたい。
 それにしても、今回のOtomo Yoshihide orchestraと菊地成孔クインテット・ライブ・ダブですが、根底にジャズを置いているけど向かっている方向性はまったくの逆だなあと思えました。
 Otomo Yoshihide orchestraは
  大友良英:Guitar
  アルフレッド・ハルト:Sax, Bass Clarinet etc.
  津上研太:Sax
  坪口昌恭:French Horn
  青木泰成:Trombone
  石川 高:笙
  高良久美子:Vibraphone
  Sachiko M:Sine Wave
  水谷浩章:Bass
  芳垣安洋:Drums, Trumpet
  カヒミカリィ:Vocal(ゲスト)
という構成で、カヒミカリィというポピュラリティのある存在をゲストに向かえながらも、その存在から離れていこうというような演奏でした。ジャズの中心から離れようとしているかのような熱い演奏。
 でも根本にジャズを置いているからまるで脳内で暴れまわるクールで熱い感じでした。
 カヒミが加わる曲はバックバンドという感じなので一本の主旋律はしっかりしているけど壊さない範囲で各自のオリジナリティは触れる演奏が面白い。
 カヒミカリィは浴衣で髪を後ろで結んで登場。40度以上の熱気に「そりゃ暑いですよ」といいながらも涼しそうに歌う様子は素敵です。
 Sachiko Mのsignwaveが会場に静かな変調音をもたらす。
 それにしても1曲目から一気に空気を変えるようなアルフレッド・ハルトの演奏に感動。この人サックスとクラリネットを同時に吹いたり、ホースのようなものを頭の上でブンブン回しながらそれを吹いて音を出したりしているのだけど、それ以上に音のよさに感動したよ。
 会場の暑さは普通じゃなくって踊ってなくって立っているだけで顔から汗がポトポトと落ちてきて、ちょっと脱水気味になって途中会場を出て少し休憩。戻ると、暑いので後2曲ほどやって終わりますと。
 そして、最後の曲「ユリイカ」は最初に書いたとおり。すばらしい。カヒミのフランス語の歌詞による静寂と哀愁に満ちた一本の主旋律からノイズというより各自のソロの集合に繋がっていくところは圧巻でした。

銀閣寺

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銀閣寺て、ちら見させようというところがあるのですね。
それにしても山門の周りの出店と山門の中のギャップはすごいねえ。ものすごい俗っぽさにこれも京都と軽く納得。
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山門をくぐると身長の2倍を超えるような生垣がすごくきれい。これはジワジワと銀閣寺を見せる仕組みかなと思う。拝観チケットも御札になっており商売慣れしているなあと感じる。
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中に入ると、あっけないほど直ぐに銀閣寺(観音殿)が出てきて拍子抜けする。それより、正面の向月台のほうが非現実的でインパクトがある。後で思ったけど、最初の銀閣寺は料理の最初にメインの北京ダックを少し見せるようなものかな。

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銀閣寺はコケが大事らしくそこらじゅうでコケを手入れしている人が。「銀閣寺の大切な苔たち」「ちょっと邪魔な苔」「とても邪魔な苔」と苔が並べられている。
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その横には「ヤブコウジ 10両」「カラタチバナ 100両」「マンリョウ 万両」書かれた三本の鉢植えが。マンリョウが万両くらいするというためのネタなんでしょうか。

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銀閣寺(観音殿)よりその周りの庭のほうが面白い。特に山のほうへ向かってくるあたりは面白い。苔が本領発揮という感じ。木の根と苔で波打つ感じが面白かったり。竹林の綺麗さもありえない感じ。チラッチラッと時折観音殿が見えて違う顔を見せている。
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最終的に山の中腹で見せる京都の風景と銀閣寺とのコントラストがメイン。
最終的にもう一度銀閣寺を正面から見せて終了。
桂離宮とはまた違う、義政さんの脳内箱庭を見せられた感じでした。

2004年7月17日土曜日

祇園祭

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 祇園祭の山鉾巡行の日という事で特急も売り切れ状態。それでも10時半に付くとちょうど良い時間。四条ではちょうど黒主山の巡行中。伊勢神宮のお木曳に比べ、より優雅である。むしろ山鉾に掛けられている織物を見せびらかしている感じ。
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鯉山の織物はホメロスの叙事詩「イーリアス」を書いた16世紀の毛綴織だそうで、意外と何でも取り入れる貪欲さがあるのですね。

 織物を見ていると結構時間が過ぎていって最後の南観音山まですぐに時間が過ぎる。
 せっかくきたので、長刀鉾が見れたらいいなあと思い烏丸御池の方へ向かう。
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 烏丸御池までの通りは宵山の時の名残が残っていて簾も素敵な感じ。宵山に来たかった。
 新町通や室町通は普段歩くこともないし、古い商家が残っているだけかと思っていたが意外と面白い。でも宵山にこないとねえ。
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 途中変わった旧家があって、赤土色の壁にステンドグラスの窓。屋根には狛犬が。やはり京都は貪欲だ。
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 よくよく見るとこの旧家の周りにはテレビカメラもいてどうもよいポイントみたいだ。
 長刀鉾が電線を蹴散らかしてやってきた。電線が邪魔というより電線を潜り抜けてやってくるので余計長刀鉾の迫力が伝わる。

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 長刀鉾のほかには蟷螂山と綾傘鉾を見た。カマキリが動く鉾はかわいい感じ。綾傘鉾は風流な感じ、歌舞伎者のような顔をさらしで隠したやつがかっこよかった。


2004年6月13日日曜日

POlYSICS 2DAYS TO DIE!!!!@福島2ndLINE 2004/06/12

 予定通りの午後7時のスタート。300人くらいがキャパの会場は既に満員。今日のは東京で行われた7日間で7枚のアルバムの曲をやる7DAYS TO DIEの短縮版。12日のは「1stP」「A・D・S・R・M!」の巻と「NEU」「ENO」の2部構成。
 照明が落ちて出囃子こと「サニーマスター」で予定通りスタート。服はオレンジつなぎでした。サングラスは当時と違ってました。たしかあれって手作りだったはずだったし。壊れたか。それにしても、サニーマスターがかかると血が騒ぐ。
 最初の方は「BUGGIE TECHINICA」とか「WHICH!」「GOOD」とか「T・RIANGLE」とか「PLUS CHICKER」とか初期中心。久しぶりの体力無視の展開に感動。よく見に行ってた頃は3バンドとかの対バンが多かったので50分ノンストップの後先知らないライブだったから今回の一部はちょうど50分くらいでまさしくそんな感じ。
 

 そういえば、POlYSICSってインディーズの頃はワンマンのときも8時半には終わっていたので今日の2部構成アンコール込みで2時間半は予定外の長さでした。
 僕は見たことはなかったのですが、今回初めて食パンが飛んでいるのを見れました。「BUGGIE TECHINICA」で投げていましたが、やっぱり食パンは良く飛ぶ。あれは迫くんのネタだったので迫くんが脱退してからはやらなかったんだよね。
 久しぶりの4人同時MCも堪能し曲は「A・D・S・R・M!」中心の構成へ。僕がライブで見始めたのは「A・D・S・R・M!」が出る直前でフミちゃんがサポートでいた頃だから、出囃子も聞いているし、それでいてベースの強い感じはぴったりくるのです。
 体が反射的にフリを覚えているのには驚いた。一番追っかけたバンドだしね。
 「TIME SHOCK!」と「Modern」で一部終了というのもそのままと言う感じでカゼひいてると言うのに汗だくで1部終了。
 一度後ろへ下がって飲み物を買って見渡すとまた人が増えたような感じ。1部は3列目あたりで見ていたけど一度戻ってしまうともういけないなあという感じで、2部は後ろの方で見ていました。
 今度は黄色いつなぎで登場。
 「NEU」のツアーまでは行っているので少しは分かっているのですが知っていそうな知らなさそうな感じの曲が多い。それほど嫌いではないですが、やはり初期に比べロキオンぽいというか、音や歌の線がはっきりしている。
 「ENO」は最近アルバムを聞いたらポップな音楽として結構嫌いじゃないことに気づいていた。だから結構楽しめたが、初期衝動と言う面では弱いかな。やはり僕は初期が好きということが良く分かった。
 それにしても、2部は後ろの方で踊っていたのだけど、ピコピコハンマーが出て「AT・AT」を始めたらするするっと人のあいだをすり抜けて3列目あたりにいたのには驚いた。絶対こんな人ごみの中前にはいけないと思っていたのに(笑)
 さちえさんに会えると思ったのに、メールでやり取りしていたのに中に入ると圏外で会えずじまい。だからツーカーってやつは。
終わった後も時間がなくあえなかったが、それでも、終わった後に携帯でポリ話をするのは久しぶりでそれは楽しかった。さちえさんは食パンを見逃したそうでターイムショックだそうだ。

TO THE 5 BOROUGHS 

41T56H5MG4L._SL500_AA240_.jpg Art Court Frontier 2004 #2でもあったのだが戦争をアイコンとしている使っている作品が増えてきたような気がする。あーそれはつまんない。
 それに比べビースティの新曲の力強いビートと力強いジャケットがたまらなかった。
 静かに主張するジャケットはたまらなくキレイだ。
 でかいビートとキャッチーなフックの「チ、チェック・イット・アウト」なんて最高。
 シリアスもいいけどそれだけはつまんない。
 ビースティーは主張もしてるけど、それ以上に楽しもうとしているから好きだ。bdもそうだ。

Art Court Frontier 2004 #2 2004/06/12


その後桜ノ宮駅の近くのアートコートギャラリーに行きArt Court Frontier 2004 #2を見る。15人の関係者が推薦する15名の関西在住の若手作家のグループ展。
重すぎず、明るすぎずは今の感じなんだろうなと思った。重さに向いつつある感じを他の作家のポジティブな作品で保っている感じがした。好きな雰囲気だった。

 会場を入ってすぐの柚子色の水玉の作品は草間さんのとまた違う。吸い込むというより漂うという感じ。水玉が透けて下の水玉が見える様子が浮遊感があった。
 

推薦者        出展作家
アーティスト
藤本由紀夫     植松琢麿/彫刻ミクストメディア
村岡三郎      田中ちえこ/絵画
森村泰昌      遠藤裕美子 + 原田リョータ/映像、インスタレーション
キュレーター
植木啓子      濱口直巳/インスタレーション
篠 雅廣      大西伸明/ミクストメディア
吉川神津夫     満江英典/絵画
コレクター
池田寿夫      金氏徹平/立体(写真、ドローイング)
おかけんた     小野正人/彫刻(ステンレス)
柏原孝昭      栗田咲子/絵画
ジャーナリスト
金 悠美      宮城亜梨沙/インスタレーション
木村未来      稲垣智子/インスタレーション、パフォーマンス
古川 誠      東 義孝/平面作品
ギャラリスト
池田靖嗣      北城貴子/絵画
片山和彦      人長果月/映像を主としたインスタレーション
熊谷寿美子     宮永愛子/立体

ennui Montage

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 夏カゼの影響もあったりで、最近ピチカートの曲やデギュスタシオン・ア・ジャズのカヒミの曲を聞きたくなっている。
 そのアンニュイな感じを取っ払いたい気もあって大阪へ。
 心斎橋はたった半年振りなのに街の雰囲気が変わりかけているような感じにへーと感じた。ドンキホーテの観覧車が出来かけていた。

フラフラと心斎橋のタワレコによる。
カヒミカリィの「Montage」とビースティボーイズの「TO THE 5 BOROUGHS」を買う。ビースティのはスチャダラの4月の新作と並べて悩んだが、「CH-CHECK IT OUT」に惹かれた。

 カヒミのは今聞いてるが何回でも聞き返せそう。繊細に紡がれた感じの音だけど以前に比べあまり張り詰めていない。
 華やかさだけでない世界、でも確実さがある世界で好きかな。この最近の重さのある作品に比べると今回の方が好きだなあ。小山田君が参加した曲は音の散りばめ方が最近の小山田君らしかった。
 
 

2004年6月8日火曜日

限局性激痛

限局性激痛コンテンツを移設していて気づいた。
ちょうど、去年の今日ソフィ・カル展を見に行った。
��月の雨とソフィ・カル。なんか似合う気がする。
http://www.museum.toyota.aichi.jp/japanese/exhibition/sophiecalle/

日記に反応して音楽を聴く

カヒミのMike Always Diaryへの日記を見て「Chansons Extrautes(de Derustation a jazz)」 のカヒミの曲を聞きたくなった。菊地さんのカヒミの曲って懐かしい感じがする。samba de couleursはどことなく、96年までの雰囲気。
雰囲気に誘われるようにピチカートのROMANTIQUE96が聞きたくなった。ROMANTIQUE96は今のように生活の中心にインターネットがどっかり座る前のゆったりした頃の好きなアルバムの一つ。

2004年5月16日日曜日

GW箇条書き

PICT0039
PICT0039
・アイデン&ティティは蒼いって感じが好きでした。脚本クドカンだとわかってなるほど。
・バンドの音が良かったので良く思えたのだ。音のいい映画は好きで、大友良英さんはやはりすごい。

・最近えむのページが面白い。写メールバトルドーーーン。

・東京へ行ってきました。感想はコチラ。長くなってしまうので一旦小休止。最近下書きと掲示板の再編集にはてなを使っていたのだが、こっちのblogの方が良さそう。はてなもはてなで捨てがたいのですが。

・オノヨーコ展はフルクサスとフルクサス以後と言う感じだった。前日にMOMA展「モダンてなに?」と品川、六本木、お台場あたりの新しい街の雰囲気を見ていたから余計感じたかも。フルクサスはフルクサスで分かるのだが、フルクサス以降って何なんだろうと思っていた。
・オノヨーコ展には運がよければオノヨーコからかかってくるかもしれない白い電話がおいてあってそれはおもしろかった。かかってきたら「HELLO」と言えば良いのか「もしもし」と言えば良いのか。というか日本語で喋ってくれるのか。

・街の色が透明感を基調としている感じは、オノヨーコ展もそうだったし。日本科学未来館もそうだった。

・翌日、六本木から麻布十番へ歩いていたら「Boo`s Bar Halona」というのがあった。高木ブーのお店でハワイアンのライブもしているみたいで、前日だったらやっていたのだ。見れなくて残念だ。
・「Boo`s Bar Halona」のページを探していたら高木ブーのCDを発見。「レット・イット・ブー」

・bdは303LIVEしか見れなかった。エアコンさんに来た意味ないじゃないですかといわれてしまう。確かに。

・でも、303冊限定の303lifeという10周年記念本は買えたよ。

・広いような狭いような会場で、エアコンさんを探すために奥田さんをきょろきょろ探すのは恥ずかしかったかな。でも会えたのでよかった。

・2年ぶりくらいのROVOはドラムの音が変わったんじゃないかと。リズムのバリエーションが増えたような。shinkilowがVJ?をやっていてフジのHEAVENのような空間だった。音の揺れる感じにあわせて光も揺れて幻想的でした。

2004年5月6日木曜日

子供野音 ROVO・GOMA・バッファロードーター@日比谷野外音楽堂

子供野音でした。
5月5日だから子供野音なのです。
コンクリートの建物に囲まれた中に木々が生えていて、そこに音楽堂があるなんてなんて素敵なんでしょう。
霞ヶ関のビル街の中で別空間のように楽しそうに踊る人たちがいるのはいい感じでした。

悲しいことは遅刻してしまいbdが最後の303LIVEしか見れなかったことでした。
嬉しかったことはたくさんあるけど、ROVOのライブが良かったこと、会場が良かったこと、雨が止んだこと、エアコンさんに会えたことでした。
前日からの雨が会場へつく頃には止んできて、緑に囲まれた会場が潤っていました。霞ヶ関についてからも少し迷っていて、素直に低音がなっていたような方向へ向いていれば、もう一曲聞けたのだけど。
野音へ近づくと低音がズンズン響くのですが聞いたことがあるリズムでヤバイと思った。あわてて走るとやはり303live。この曲は最後に必ずやる曲なので必然的に最後なのです。
ショックですがショックに浸っているのももったいないので踊り始めました。2年ぶりですよ。2年ぶり。やっぱりこの人たち好きだわ。
大野さんよりで踊っていました。
��dが終わってから会場をウロウロと。エアコンさんはいないかと探すも顔もメールアドレスも知らないのでとりあえずエアコンさんを知る奥田さんを探すことに。でも狭いようで広い会場でなかなか分からなかったのですが、GOMAのかける曲がかなり盛り上がってきたら見つかりました。奥田さんは楽しそうにくるくる回りながら踊っているので見つかりやすいのです。
奥田さんの喋り方を聞くと東京へ来たなあと思います。
でも、さっきまではいたけど今日はエアコンさんとは一緒じゃないと言うことでがっかりと思い、仕方がないねえGOMAいい音鳴らしているからせっかくだから楽しもうと横のあたりで踊っていたら、GOMA終わりあたりでエアコンさんとお会いする。
どうやら奥田さんが教えてくれたらしい。
でも、あまり話しできなかったー。悔。
��d最後しか聞けなかったといったら「来た意味ないじゃないですかー」ともっともな感想を聞く。
で、お待ちかねのROVOですが夕闇になってきた頃に登場。
��OVOも実は2年ぶりくらい。去年のフジではゴンドラの上で聞いた。天上まで響くような音なのです。
なんだか野音の雰囲気にフジを思い出した。周囲を囲むビルが高山で木々が苗場の森みたい。
しかも、VJ?がshinkilowでしてフジのHEAVENみたいなのです。
音だけでなく全てにやられました。ビルに囲まれてのライブはこんなに素敵だと言うこと。森があるから素敵だと言うこと。都会はこういうやり方得意だなーということ。素敵でした。
会場から楽しそうと言う雰囲気が漂ってくるのは、たとえそれが真っ暗であっても分かります。
子供野音の照明と音と会場、これってモダンだよね。
僕の今好きなモダンだ。

2004年5月5日水曜日

モダンってなに? MOMA展/YES オノヨーコ展 20040505

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さて、話は一度、前日にさかのぼるが、六本木ヒルズではMOMA展もやっていて見る。モダンってなに?
 1880年代から現代までを、4つの時代に分けて展示しているのです。ゴーギャン、キリコ、ムンク、ピカソ、ゴーギー。有名だし嫌いじゃないけどまあこんなものか。1920年ころから好きになる。あ、もしかしてと思ったらやはりロトチェンコ。分かってうれしい。

 見終わって思ったのだけど作品が多すぎて結局一連の流れになってしまう。
 結局僕の好きなのは20年代のバウハウスにロシアアバンギャルドと60年代のフルクサスだと分かった。もちろんそれ以降も好きだけどね。
 MOMA展にはフルクサスの作品もあった。その後で見たオノヨーコ展でもジョージ・マチューナスの作品があった。そして、オノヨーコ展にはフルクサスの考え方として「一瞬で消え去るものを切り取るのが芸術という考え方」という解説があったがこの街の潮流はそんな流れなのだろうと思った。
 MOMAの作品の中に赤と青と銀色のキャンディーが白いフロアの角に三角になるように積まれていて自由に取っていいという作品(会期中いつも補充されるのです)はフルクサスやそれ以後の考え方だろう。
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 午後からオノヨーコ展をみるのだけど、この人の作品はフルクサスそのものだった。
 オノヨーコ展には運がよければオノヨーコからかかってくるかもしれない白い電話がおいてあってそれはおもしろかった。かかってきたら「HELLO」と言えば良いのか「もしもし」と言えば良いのか。というか日本語で喋ってくれるのか。
 白い10人がけくらいのチェス台やWAR IS OVERの文字やら本などで見たことのあるものなのに実際に見ると感動するのは面白い。 
 オノヨーコのフルクサス以後の作品はこの世の傍流かと思っていたけども、そういうわけでもなかった。
 10メートル以上ある天井の一点から真っ白な紐へフロアへ何本もピンと張り詰めている作品や、緑の木の葉に白色の願い事を書いた短冊をいくつも付けていく作品など、ポピュラー性の高い作品だったのは意外だった。
でも、きれいだったから許すけど。ちゅーか、ポピュラーなのか純化なのかは考えるところがあるけどね。
そういえば、白や透明感を基調としている感じは、オノヨーコ展もそうだったし。日本科学未来館もそうだったし六本木ヒルズもそうだった。
モダン ということなんだろうか?
そこじゃないはずだ。白の上に何が載るかだ。今日の昼はそれは草間の前衛ファッションショーだったのだ。

ハーイ、コンニチワ

クサマヤヨイの前衛ファッションショー
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クサマヤヨイの前衛ファッションショー
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