2008年6月3日火曜日

ペネロピ/金刀比羅宮 書院の美 応挙・若冲・岸岱から田窪まで/芳垣×岡部DUO

ペネロピを見に進富座

映画はせっかく見に来ているので、わざわざアンハッピーは結末は見せられたくない。
特におとぎ話のような物語ならなおさら。
おとぎ話のような展開の話を何とか見せれるようにするために、ペネロピの衣装やペネロピの部屋がとてもファンタジーに出来ている。悪役であっても本当の悪人はいなかったり、不幸に関して力強い感じが見ていて悪い気はしない。
それにしても特筆すべきは、美術と衣装!!あと夜景がとても幻想的。
製作を兼任しているリース・ウィザースプーンのセンスなのか美術のアマンダ・マッカーサーという人のセンスなのか?とても気になる。
そして、SIGUR ROSの音楽がとても似合う映画です。




金刀比羅宮 書院の美 応挙・若冲・岸岱から田窪まで

その後、県立美術館へ目的は若冲と田窪恭治。
ただ、それを含めた金毘羅さんのセンスに圧倒された。
茶所の襖絵がパステルで書かれた椿の洋画とは!!。しかも白地と赤と緑のコントラストがとてもきれい。それと、なんと床の間の絵がタイルで出来ていて青地に白色でこれも椿が描かれている。ちなみに、会場ではその白書院障壁画を持ってくるのではなく、田窪恭治がライブで公開制作を行っていて、絵が出来ていく様が見れる。

色々見ていくと白書院が特別なのではなく、高橋由一の明治時代の油彩も小壁や地袋に書かれている。小壁に青い油彩の夜景とはすごいセンス。

江戸時代の岸岱のの作品も変わっている。春の間の緑色の松の絵が襖絵にしては意外なほど明るい。そして菖蒲と群蝶の間の菖蒲と群蝶の対比がすごい。和室で見上げると何百匹もの蝶が躍っているとは。 そして若冲。襖絵の写真を見たときは一つ一つの花の絵は無難かと思ったのですけど、部屋に入って意外と狭い空間の四方にあの襖絵が囲んでいるのは異様な圧迫感というか迫力がある。若冲の絵と言うより空間として見てすごいと感じる。


ちなみに岸岱と若冲の絵がある奥書院普段から非公開だそうで、来週で展覧会も終わってフランスへ巡回してしまいます。見れたら見たほうがいいと思う。

芳垣×岡部DUO
一緒に行った友達を引っ張り回し、芳垣×岡部DUOを見に松阪Taraへ。不安になるくらい何もないところを進むと、それっぽい人たちがチラホラと見えほっとする。ちょうど着いた時間が芳垣×岡部DUOの直前だったので何とか間に合った。
岡部さんの足元のケースから色んな鳴り物が出ては出ては、芳垣さんも足元に置かれたジャンベから鳴り物からわけの分からない打楽器からまさしく打ち合わせなしのような互いの感触を確認するかのように音を出していく。互いがこの音ならこの音と言うようにあわしていく。岡部さんの独特のリズムに芳垣さんの感覚で反応すると言うような感じ。VINCENT ATOMICUSの中核だけ抜き出したような感じと言うか、ROVOっぽい部分もあったりだとか、あのメンバーはやはりソロやDUOでも十分楽しめる。これで山本精一ソロ、勝井祐二ソロ、勝井×山本DUO、芳垣×岡部DUOを聞いたことになるので、主要はパーツは制覇したと言うことかな。
そうそう、NegoはROVOの影響をかなり受けた感じでした。結構良かったです。ただ、芳垣×岡部とのセッションが職場からの呼び出しにあって見れずでそれだけ残念。

そうそう、旅団のコミュを見てたんですが6月のUNITのライブで対バンするKINGDOM☆AFROCKS /とneco眠ると言うバンドが良さげな気がしました。