今年も家の事情で2日目の昼までしかいれなかったけど、きっちり満足。PARA見れたし。
今年は会場には11時頃の到着で去年より早い。今年もテントはAサイトの奥の端のほうだけどそんなに遠いと思わないので全然オッケー。
少し曇り気味で暑くもなく寒くもなくいい天気。ちょっと富士山が見えないのが残念。
結果的に富士山は夕方の赤富士の時と日の出の時に姿を見せてくれて、彼女(たしか山は女性だったはず)の役者っぷりに感動。
今年はかなり時間に余裕があるので、ゆったりご飯を食べて、Bサイトに行ってみたりとウロウロ。
そんなこんなでウロウロしているとリハが始まる。見たことないけどmad
caddieなのかな。サーフミュージックっぽい感じに演奏していて良い感じだなあと思う。
で、2時になりライブがスタート。やっぱりさっきのはmad caddieでした。
ギター、ベース、ドラム、キーボード、トランペット、トロンボーンの構成で、いきなり入ったのはホーンから入るパブロックというかネオスカとかのような感じ。スペシャルズとかポーグスっぽくもある。朝霧はこういうの好きなのかな。調べてみるとスカパンクとかあるけど結構ゆったリ気味の曲もあって朝霧の1番目にはちょうど良い感じ。
次いでTHE
MATTSON2を見にMOONSHINEへ。若干二十歳かー。スーツを着てても若いなあというのは良く分かる。良い意味でジャズのメソッドに染まりきっていない感じで。
ドラムとギターのコンビという構成はどちらかといえばサーフミュージックやジャムバンドのそれに近い感じ。ギターを中心のジャズというとスペシャルアザーズを思い出すと思ったけど、あとでThe
Pnuma Trioの方がよりそれ
に近いと思ったんだった。
THE MATTSON2がまあまあという感じだったのでABD AL
MALIKもどんなものか見定めに行く。去年もフランスのホカポカとかラッパーだったけどこういうの好きなのかな。
どちらかといえばABD AL MALIKの方がオーセンティックなジャズだ。
ドラム、ウッドベース、グランドピアノ、パーカッション、ターンテーブルの構成でブルースやジャズのようなメロディに併せてアディダスっぽいジャージを着た黒人MCが歌うというよりラップというよりポエムリーディングのようにフランス語で喋っている。ホカポカとは大分イメージが違う。ブルースの新しい解釈ってやつなのかなあ。
The Pnuma
Trioは「彼らのステージは、即興的な感覚とクラシック、ジャズ、ファンク、ドラムンベース、トランスなどの多彩なリズム、最新機材を駆使し常に新しい音を探求する姿勢と技術の高さが評判となり」という評判どおりジャムバンド的な要素が強くて聞いてて楽しくなる。
とはいってもちょっと疲れたので会場の右の土手に転げながら気持ちいいなあと思いながら聞く。犬が跳ねるのが面白くって動画に撮る。(犬は踊ってるわけじゃないんだけど)スペアザっぽくもあるしエレクトロっぽくもあるし、ジャムバンドって最近はこういう方向が強くなってるのかな。
レインボーステージへ戻ると凄い人が。ハナレグミは朝霧に来る人には好かれるんだなあ。たぶん1日目で一番人がいたような気がする。
曲目はあとでmixiで書いてあったけど
01、音タイム
02、踊る人たち
03、WALKING IN THE RHYTHM (FISHMANSのカバー)
04、MUSICA
05、明日天気になれ
06、スパゲッティーのびのび
僕は「WALKING IN THE RHYTHM」 まで聞く。
「音タイム」なんておもいっきりフォークだったりカントリーだったりするけど牧草地のようなステージでアコギをならして気持ちよく歌われたらかなわないね。それにしても心つかむの上手いなあ。
「踊る人たち」はあとでitunesで視聴してみたけど大分雰囲気違うね。
断然ライブのほうが良い。アコースティックだけどよりポップで。オオヤユウスケあたりがソロでも歌いそうだな。
WALKING IN THE RHYTHM
は歌いだしまで5分くらいレゲエっぽいリズムにスティールパンが少し絡んで、そのうちダブっぽい感じにもなってきて待ちに待って歌いだすという感じ。
この見るとほんとよくウロウロしてるなあと自分ながら思うけど、あれもこれも見たいし。TOM
MIDDLETONも見たかった人の一人。結構ファットボーイのブライトンライブのCD
を思い出せるようなアッパーなDJで踊ってて楽しい。きれいめなハウスをやる人だなあ。
照明と夕日が絡んでとてもキレイ。TOM MIDDLETONというひと結構ノリノリでベースを弾くまねをしたり自ら歌って見せたり。陽気やね。
BOYS NOIZEはエフェクトにエフェクトをかぶせるという感じでほんまダフトパンクみたい。エレクトロの洪水みたいな演奏に楽しくなる。2人組みだと思ったら一人だったんですね。かなりかっこいい。このジャンル好きだな。
卓球はまた見れるなあと思い、レインボーステージへ。THE
BAYSの演奏がかっこいい。STS9に近いかなあ。レインボーが夜のホワイトステージになってる。ドラム、ベース、キーボード、エフェクターという構成で生エレクトロて感じかな。たぶん一気に有名になるな。
で、1日目のトリはコーネリアス。コーネリアス好きだし、ツアーいけなかったんで嬉しいんだけど、1日目のトリはないかな。きっちり時間に始まってきっちり時間に終わるのはどうよ。正面は客いるんだけど横はガラガラ。まあ、正面で見ないと意味ないしね。辻川幸一郎ワールドだなあ。Count
Five Or Sixは小山田圭吾の作だったっけ。確かVHSをひたすら編
集して作ったとか言っていたし。昔のPVもいいなあ。昔の曲もやってくれて嬉しい。それにしても格段に演奏が上手くなってるなあ。以前はPVのビデオデッキに合わせて演奏してたけど今はどうなんだろう。アンダーワールドの時のTOMATOのVJとかのように音楽にあわせてVJが動くものもあるし。
それにしてもきっちり11時に終わるのはなしだよ。
2日目
朝も6時前から凄い人の数。日の出まで待たされて待たされて、日の出に拍手が出るような太陽の大物ぷり。奥のディープな方へ行ったら朝ヨガ?やってました。
A
HUNDRED BIRDS
ORCHESTRAはかなりの大所帯のグループでフルート、サックス、トランペット、ドラム2、キーボード3、ギター2、ベース1、コーラス3、指揮者1、ボーカル1、鉄琴1、ターンテーブル1の構成。ビックバンドジャズっぽい。DCPRGとはまた違う感じのファンクダンスミュージックかな。キーボードの色が強い気がした。キーボード色の強いグループなのかな。ボーカルが入るとブルース、レゲエ色が強くなっていた。
Bettye
LaVetteは黒人の60歳くらいのブルースの女性。R&Bもブルースも初めてだけど、ボーカルと気迫で魅せる演技で凄いというのは分かる。彼女もこんな草原の前でしかもものすごく若い観客ばかりの前でやるのはめったにないんじゃないか。彼女すごくうれしそう。彼女のパフォーマンスが支持されているからだろう。
Bettye LaVetteも途中で切り上げて、PARAを見にMOONSHINEへ。中納良恵も良かったらしいけど、今回はPARAを見たかった。
奇妙な音楽ですけど付いて来て下さいという山本精一さんのコメント。最初はCUBE。この曲四角形を描くような繰り返すリズムというかフレーズが微妙にスピードや角度がずれるような奇妙な感覚に陥る変な曲。だけど大好き。奇妙なリズムとフレーズの組み合わせと微妙なずれはダンスミュージックでもないし一つのリフを突き詰めるという感じでもないし。CUBEは最初はアルバムのように忠実に奏でているけど一人の演奏がずれるに従って他の人もずれていって混沌のヒリーインプロのような世界になってまた戻るというような感じ。
空を見上げるとパラグライダーがゆったりと流れていく。これがまた音楽の感じを変にさせてくれて面白い。
なんかあとで聞くとOZOMATLIも面白かったそうだけど、これは時間的に無理だったわけで。まあ、仕方がないわなア。まあ久しぶりにたっぷり見て満足。