2007年5月13日日曜日

ROCK ON THE ROCK 07

ROCK ON THE ROCK 07
2007年5月12日(土)
三河湾リゾートリンクス海岸駐車場内野外特設会場(愛知県幡豆郡吉良町)

ROCK ON THE ROCKに行ってきました。
駐車場券が取れなかったので電車で会場へ行くことに。
無人駅から海の見える丘沿いの緩やかな坂道を上っていく。




浜辺への抜け道のような道からはこれ以上ないくらいのコバルトブルーの海が見える。抜け道を抜けると浜辺が下の方に見えて遠くから音楽が聞こえる。

曽我部恵一BANDの曲、サニーディ時代の「魔法」のようだ。うわーやばいなあ。曲が聞こえて思わず走り出す人もチラホラ。
会場では2曲くらい聞ける。


bobin and friends

海岸でソーセージの美味しそうなホットドックをほおばりながらbobin and friendsを遠く眺める。ギターとパーカッションでゆるい音楽が流れる。ほんと気持ちが良い。実はこのバンドは急病で急遽キャンセルとなったバンドの代役でbobinはこのあとおおはた雄一さんとセッションがあってそちらがメイン。
bobin and friendsのセッションではCoolwise Menのメンバーやおおはた雄一さんやDachamboのAOも加わってのジャムセッション。
bobin and friendsを見たあと、湯川潮音を2曲くらい聞いて会場をうろうろしてみる。「朝の賛歌」は5月の暖かい日差しの中で聞くと最高。

クラムボン
5月に発売される新曲が多かったけど
「ID」や「蜜を召し上がれ」とかもやってくれて満足。どうも朝の7時まで飲んでいたらしく酒がまだ残っていたみたい。会場の横の建物からはオオヤくんに勝井さんが覗いている。おそらくアーティストの控え室になってるんだろう。「オオヤそこ地元のブースだからあまり迷惑かけんなよ」と言われている。で、勝井さんの横にはなんと芳垣さんが!!。芳垣さんの名前はクレジットされてなかったから驚く。



せいかつサーカス

今回最もナゾだったバンドでどういうものか確かめに行くのも行った理由でもあって。ギターとベースとドラムにアフリカ出身のパーカッション、ピアノ、祈祷する巫女に綱渡りする芸人、客席で踊るダンサーに犬を連れて歩くおっさんがいて歌詞も「ビリビリボン」の連続だし。基本的にレゲエを基調にあほで楽しければいいじゃないかというような音楽。


オオヤユウスケ(Polaris/ohana)

どうも最初はギターで弾き語りでもしようと思っていたようだったんだけど、1週間前に急遽、芳垣安洋さんがドラムで参加してくれるようになったようで(贅沢!!)、そして昨日の夜の宴会で宮田誠さんとクラムボンの原田郁子さんを現地調達して(ここらへんはお約束かな)のスペシャルユニットでのライブ。海からの風邪がきもちいいい。ニルバーナのカバーやフィッシュマンズの「walking in the Rhythm」!!とかやって「口ベース上手いでしょ。口柏原譲」みたいなこと言ってた。賛美歌を「baby baby 目を閉じてごらん ここにいるから♪」と海風に吹かれながら歌う曲はカントリー調でとてもゆるくて気持ちがいい。このイベントを表しているかのようだ。

SPECIAL OTHERS

2005年のフジロックで確か見ていて、それ以降ブレイクしたんだよね。あの頃はジャムバンドのスタイルといっても色々あるねと思っていて、結構シンプルな構成だけど温かみがあるなあと思っていた。
オオヤユウスケが終わって見に行ったときには、大勢の人がSPECIAL OTHERSの演奏に楽しそうに踊っている。
もしかしたら上手くなってるんじゃないんかなあ。厚みが出たと言うか。
「Uncle John」はいい曲だなあと思いながら楽しく踊れる。

Rico Rodriguez meets Cool Wise Men

尊敬するRicoに慕うように演奏するCool Wise Menのメンバー。オーセンティックスカのリズムがこのイベントによくあっている。後ろの方からはイカ焼きのいいにおいが。Ricoは『この素晴らしき世界(What a Wonderful World)』を歌ったり、メンバーにソロを指示したりと色々気を配っている様子。ドラムのソロを指示されたあとのちょっと戸惑った跡に出したアドリブに会場が盛り上がる。リコロドリゲスは2002年のフジロック以来でテクニックと言うよりもその人柄と空気に惹かれる人である。

Dachambofeat.勝井祐二 SpecialGuest芳垣安洋

ツインドラムにディジュリドゥー、極太ベース、爆音ギター、そしてデジタル音からなる、ジャム、トランス、ラテン、ファンク、サイケ、オーガニックバンドに高音が突き抜けるような勝井さんのバイオリンが加わるだけでもよだれものなのにそれに芳垣安洋さんがジャンベで加わってある意味トリプルドラム状態に。
MCで言ってたんですけど、勝井さんはAOさんの高校の先輩に当たるそうで、結構気を使いながら演奏していた気がする。勝井さんはROVOさながらに高音の展開をかぶせていく「Munchies」「Nothing in my pocket」「アンジョリーナ」の流れにアンコールで「ピカデリア」をやったかな。芳垣さんは最初舞台裏の方で叩きたそうに覗いていたんだけど、途中でたまらなくなったのか勝手に!!ドラムの後ろに隠れてジャンベを叩き始める。(笑)そりゃそうだろうあの怪物にオオヤユウスケのバックバンドだけじゃ動き足りないよねぇ。
そういうわけでバンドは高速ジャンベ!でDachambo+ROVO状態に。これはホントやばかったです。音が気持ちよすぎてもう終電乗り遅れてもいいから何時間でもやっててくれていいやと思うくらい。Dachambo+ROVOてあまりに贅沢だ。

ほんと来てよかったー。また来年も来たいなあ。

2007年5月7日月曜日

Ett LIVE 『地蔵食堂』善光寺別院願王寺



願王寺というお寺であった禅のイベントの中でのライブ。
 Ettを一度生で見てみたいと思い行ってきました。

 ところが、道に迷って20分も前に駅に着いたのに、結局40分近く歩き回りやっとのことでたどり着く。
 ていうか、周り寺多すぎ。しかも、近く通ったというのに隣の東雲寺に目が行って通り過ぎるし。
 ちなみになぜたどり着けたかというとauのナビでだめもとで願王寺を検索したらちゃんと出てきて。auのナビ凄いです。1mくらいの路地裏までちゃんと案内してくれるから。あんまり凄すぎてほんまにこの道知ってるのと疑ってたんだけど。

 で、ライブは結局30分くらいしか見れなかったわけだけど、音と唄にはとても満足。
 Ettはガットギターとボーカルのグループで、ほわーと包み込むような、時に突き抜けるようなボーカルがとても気持ちがいい。そしてそれに被さるガットギターの音色がとてもきれいで、一音一音を大切に弾いているような素敵な音色を奏でる。
 そしてお堂ってとてもいい音がするんですね。ふわーと音を包むような感覚で歩き疲れた体を唄とギターが癒してくれる感じ。
keiさんは西本さゆりさんがMCをしている間もギターを奏でていて、ほんわかした空気のなかキレイなギターの音色が聞こえてきて、これって無茶の茶の空気そのものだなと思う。
短い時間だったけど歯磨きの唄も山のてっぺんも聞けたし、最後の唄のようなしっとりした曲も聞けて来たかいがあったというもの。
遅刻のおかげ?で、また見たいという思いが余計に強まったかな。

※ちなみに会場で「十牛図」というカブサッキとkeiさんとかのセッションCDを買いました。これもまた繊細かつアグレッシブでいい音。このリフにこのリフを加えていくのかと気づかされる部分が面白い。ここらへんは即興音楽ならではである。