2006年4月30日日曜日

OSAKA  Prince & funk night DJ babeefunk

 午前0時頃大阪へ到着しチェックインもそこそこに心斎橋@club FLATtへ向かう。マイミクのbabeefunk さんがDJをしているから。
 とはいえ、今回のイベントはPrince & funk night ということで、いつもとは少し違うイベントにbabeefunkさんがゲストDJとして呼ばれたようです。
 babeefunkさんの後には覆面プリンス?も登場し、ダンスも披露していたりと身内での和気あいあいとした雰囲気。顔を隠せば誰だってプリンス!!いや、あのダンスを覚えるのはすごいかもしれない。
 Princeはベスト盤でしか聞いたことがないわけで、いわゆる様子見ということで向かうことに。
 会場へ着くと15分頃ですでにbabeefunkさんのDJは始まっていました。意外とハウス色の強いmixで踊りやすい。ネットラジオ(http://dailyclassics.main.jp/main.html)で聞くMIXよりもクラブ色ハウス色が強くって躍らせるための選曲なのかなーとも思える。歌物ハウスと言う感じでティムデラックスとかTONKAとかそんな方面に近いような。そして後半になるにつれて徐々にファンク色が強くなってきていた。プリンスを知らない人間にとっては上手い作りだなーと思えた。プリンスファンもそうでない人も裏切らなくって自分らしい音も出して徐々に盛り上げていく作りなのかな。
 プリンスナイトという普段と違う場でのDJが楽しめたのだから別のイベントも見てみたいと思えた。

2006年4月29日土曜日

2006年お茶とお蕎麦と建築の旅 京都

●だる満
 京都駅で3年ぶりくらいに友達にあったけど、変わらないその京都言葉に近い関西弁を聞いた瞬間、一番京都へきたなあと実感する。
久しぶりなのでその場で話し込みそうになったけど、ここにいてもなのでお昼を食べに行く。お昼はおきひでさんのお蕎麦屋さんこと「だる満」へ。「だる満」は平安神宮の近くなので、バスで向かう。京都は電車よりバスのほうが便利だ。碁盤の目の町のせいだろう。京都国立博物館、八坂神社、一澤信三郎帆布ととおり過ぎ、平安神宮の少し手前で降りる。地理感のない僕は友達の横を歩くも付いて行く感じ。
「だる満」は京都会館の近く、細見美術館のカフェの横にある。前はお堀に疎水が流れ遊覧船が走っている。桜の季節は過ぎたが新緑に囲まれ良いロケーションのところにある。
オキヒデさんとはTANZMUZIK、バンビシナプスでコアな人気を誇った音狂蕎麦職人だそうで、もともとテクノのDJの人で、その人が家の蕎麦屋を継いだそうで、蕎麦屋があるからなかなかライブができないとかなんとか、とにかく、一部のコアな人たちのなかではちょっと知られた蕎麦屋だったみたいです。
で、「だる満」という店を検索してみても、これもまた知られたお店みたいです。見たとたんお昼はここで決まりとリクエストしてました。隣の細見カフェもおしゃれでよさそうでしたが今日はこちらと決めていたのでだる満に入りました。

 中に入ってまず目に付くのがおばんざいバイキングと日本酒。女性客が多いのも納得でした。おそばも食べたいのでバイキングまでは無理かなーとおばんざい4種とミニそばのセットと注文。おばんざいとごま豆腐とおそばとご飯がついて結構なボリューム。ごま豆腐のタレは結構濃い目だけど美味しい。おばんざいもとても美味しくって満足。おばちゃんたちが作っているようで、立ったら納得。年の功の味なんだろうね。この店、16:00までみたいだけど、甘味もあって日本酒がずらりならんでいうことは、みんなうらやましい生活をしているんだなと思う。

だる満
http://www.daruman.com/
オキヒデさん
http://mixi.jp/view_community.pl?id=33996
地図

●古今烏丸、前田珈琲
 ご飯を食べて、特に予定もないのでCOCON烏丸まで街歩きをすることに。歩くのは好きだし、この方面は歩いたことがないので楽しい。
COCON烏丸は隅研吾の建築の建物で大正モダニズムあふれる旧京都丸紅ビルを修復し、既存の壁面に古典文様”天平大雲”のプリントフィルムを挟み込んだ新しいガラスの壁面を重ねている。外形は青山を強く意識させられるが、天平文様と落ち着いた色調が京都を浮かばせる。
中に入っているショップも京都シネマのような単館系のシネマが移転してきたり、天天有があったり、精華大学の運営するアートショップやワークショップがあったりと京都のおしゃれの発信拠点を目指しているみたい。
 ここへ来た目的は、shin-biが運営する精華関連のイベントに山本精一さんと勝井祐二さんのソロとデュオがあるとういうのでだったけど少し時間があったのでもう少し京都を案内してもらうことに。
前田珈琲に案内してもらう。前田珈琲は明倫小学校という小学校の旧校舎を改装して芸術文化センターが開設されているんだけど、そこにある喫茶店。校舎は気品ある大正モダンぽいつくりで、校舎の玄関をあがるとレトロモダンなコーヒー店がある。今日は小学生の発表会のせいか女性客がおおいのだけど、一つ路地裏にあるから平日は静かな喫茶店かもしれない。

COCON烏丸
http://www.coconkarasuma.com/
http://kenchiqoo.net/archives/000357.html
http://katachi-data.seesaa.net/article/7016174.html

shin-bi
http://www.shin-bi.jp/
地図

前田珈琲
http://www.togami.co.jp/nw/as_co_
/file_name/ig7730051008
http://kyoto-city.air-nifty.com/sanpo/2005/12/post_5ba8.html
地図

●カフェアンデパンダン、Parallax Records
 ライブのあと、少しおなかもすいたし、とは言えあまり時間もなかったので、アンデパンダンにつれてってもらうことに。ここはライブのない日や終わった後はパブみたいなところになっていて、地階に下りるとアンデパンダンという言葉がよくにあうレンガの崩れたお店へと出る。隠れ家のような海外の場末のパブのような空間は気兼ねなくお酒を飲んで話ができる素敵な空間。ご飯はオーガニックっぽい感じで少し薄め。もともとライブハウスでもあるから食べるというより飲むという感じなんだろう。サーモンのマリネが美味しい。
 そしてその隣にParallax Recordsというのがある。レコード屋というのは環境が命だなーとつくづく思う。
amazonもいいのだけどポップを見て買いたいし、あまりに多いレコードからの選択よりもおもしろい音楽をセレクトしてくれてるほうがありがたい。amazonでも見つけれなかった「NO NEW YORK」があったので即買うことに。それと「this hert」の2ndも友達ご推薦だったので買うことに。店員さんにも「通はセカンドですよ」とお奨めされました。雰囲気の良い店員さんと、お似合いの環境に良いお店だなーと思うのでした。

カフェ アンデパンダン
http://www.cafe-independants.com/
Parallax Records
http://www.parallaxrecords.jp/
地図

presentation10 山本精一solo、勝井祐二solo、山本精一+勝井祐二duo

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presentation10 
4/29fri./2006 19:00~
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live : 山本精一solo、勝井祐二solo、山本精一+勝井祐二duo

 会場のお客は60人くらい。乳白色のワークスペース。着物を着ていくと割引があるみたいで10人近い和服の女の子と和服席がある。
 会場の後ろのほうので山本精一さんと勝井祐二さんがライブ前から談笑を。
 最初は山本精一さんのソロ。ソロアルバムのようなシンプルなギターの弦の単音の音色が、次第にかぶさってきてエフェクターを絡んで音の流線ができるかのよう。もう一つは十二弦ギターを使った曲。十二弦ギターは何年ぶりかですごい久しぶりだそうだ。心地よい音色がからみあう。これも単音から複雑に音が絡み合うさまは羅針盤のよう。そして十二弦ギターだから春っぽい。
 勝井さんのソロは、前半は非常に静かな言の音色がゆっくりかさなりあうようなやさしい音。下を向きながら音色に耳を傾けていると気持ちよすぎてそのまま寝てしまいそうになるほど。後半になるとこれも複雑にエフェクターがからんで勝井さん独特の音が出ていた。次第に音が重なっていくとここの音色が消えて耳を突き抜けそうな気持ちの良い高音となる。
 二人ともそれほど長くやっている気がしなかったのだが、二人が終わると一時間が過ぎていた。
 二人のセッションはROVOのゆったりした曲のセッションという感じ。いわゆる山本さんらしい音と勝井さんらしい音が、たがいにその展開を理解して重ねていく感じ。
 今回のライブ、山本さんがかなりしゃべっていて驚いた。本人も普段はかっこ悪いからしゃべらないといっていたが、どうも大友良英さんにどうしても告知するようにいわれたようで。ROVOではしゃべんないのは当然だけど、羅針盤よりもしゃべってるし。テレながら10分くらい告知していたんじゃないかな。お互いのライブの予定をぼそぼそっと。どうも6月に大友さんと山本さんとsonarとで法然院でかえるの産卵とアコースティック楽器でセッションするみたい?でそれを伝えたかったんでしょうね。
 そんなこんなで、ライブが終わると9時半に近かった。スタートが押したとしても早く感じた。友達も早く感じたようでお互いに時間の経過に驚く。良いライブというのは早く感じるものだ。

2006年4月14日金曜日

フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム

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ヤン富田さんの本とCDが5月25日に発売になります!
・書籍『フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム1』(アスペクト)
この本は、膨大なインタビューとアーカイヴからヤン富田の発言・原稿を厳選したほか、語り下ろしインタビューや関係者の証言などから、音楽家としてだけでなく、その素顔にも迫った内容となっています!

・CD『フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム2』(NMNLレコーズ)
2000年代の音楽シーンに風穴を開ける1枚。
ドゥーピーズや、ヤン富田の新ユニット・ナイーヴスも収録したこの4曲入りのシングルを皮切りに、なんと3ヵ月連続でヤン富田関連のリリースが予定されています!

ミーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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ミーム(meme)とは、文化が「変異」「遺伝(伝達)」し「選択(淘汰)」される様子を進化になぞらえたとき、遺伝子に相当する仮想の主体である。例として災害時に飛び交うデマ、流行語、ファッション、言語など、すべてミームという仮想の主体を用いて説明できるとする。
ミームは、「進化論というアルゴリズムに支配される遺伝子」というパラダイムの、文化への適用という形で提案された。「利己的な遺伝子」(リチャード・ドーキンス 1976)で始めてこの語が用いられ、定着した。ドーキンスは「ミーム」という語を文化伝達や模倣の単位という概念を意味する名詞として作り出した。模倣を意味するギリシャ語の語根 mimeme から遺伝子 gene に発音を似せてミーム meme としたという。以降、進化論・遺伝学で培われた手法を用いて文化をより客観的に分析するための手段として有用性が検討されている。
訳語としては 摸倣子、摸伝子、意伝子 がある。
文化が遺伝子のような単位で伝達されるという考え方はドーキンス以前にもあった。旧制度学派経済学者のヴェブレン Veblen は社会や経済の進化がダーウィン的 だという考え方を持っていた。人類学者クロークは、1975年に断片的な「文化的な指示」を人々が模倣しあうことで文化が伝達されると考えた。最近では、イギリスの生物学者ジュリアン・ハクスリーやドイツの生物学者リヒァルト・ゼーモンらも、20世紀初頭に類似の概念を提唱していたことが指摘されている。とくにゼーモンは1904年に「ムネーメ mneme」という用語を提唱している。さらに歴史をさかのぼると、18世紀の啓蒙思想による社会や文化の進歩思想の影響が大きい。もともと生物の進化論は社会の進歩論を自然界に適用したものであり、ミームの考えかたは、進化生物学経由でもういちどこの考えかたが社会現象や文化に回帰してきたとみなすこともできる。
また、ミームなどの文化的な複製子による文化の進化と遺伝子による人間の生物的な進化とが相互に影響を与えあって共進化するという考え方(二重伝承理論)が、ロバート・ボイド Robert Boyd とピーター・リチャーソン Peter Richerson によって1985年に提唱され、注目を集めた。 日本では佐倉統(東京大学情報学環)などが研究している。

2006年4月11日火曜日

さよならなって云えないよ(美しさ)

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僕は思う。この瞬間は続くといつまでも。

本当は分かっている。二度と戻らない美しい日にいると。


 いつまでも続くことはないと分かっているけど、やはり解散はショック。
というのは、THE FOXという南国へもって行きたいとってもとっても穏やかで暖かいバンドが先日解散したんです。
 たまたま、コミュを作るタイミングが早く管理人などをさせてもらっている関係でシンドウさんからメッセージとマイミクのリクエストもいただきました。
 うれしさと悲しさが同居する感じは「ハッピー・サッド」と言うべきなんでしょうか。
 うれしいのは、もちろんマイミクのリクエストを頂いたこと。悲しいのは解散と言う話。
 コミュにシンドウさん本人が書いてあったけど、メンバーの引越しがあって、今後を話し合った結果なんだそうだ。大好きなバンドだから理想的な終わり方なんだけど・・・。
 実は僕はFOXのライブを3度見ています。一度は2001年03月30日ファンダンゴ、2002年12月29日新宿リキッド、もう一度はいつだったけ47でのcopa salvoとのライブで2002年のフジロックの前だから2001年かな。アットホームな雰囲気を味わいたいときはライブを見に行きました。
 FOXの音楽は、アルバムの出来がすごく良くって、アルバムを聞いているとウトウトしてくるのです。何度でも繰り返して聞ける貴重なアルバムです。
 初めて聞いたのは私服刑事というコンピ。はじめは目立たなかったのですが、はなおかさんが良いと書いていて、コンピの2枚目を何度も聞いているうちにどんどん良くなっていきました。
 大阪のバンドということでいつでもいけるという感覚とせっかく見れるんだから見ておかなきゃという感覚がこんな間隔になってしまった。やはり見れるときは何でも見ておかないとなあと思ったりした。

いつの日か、長い時間の記憶は消えて。やさしさを僕らはただ抱きしめるのかと。


暖かい解散を選んでくれたFOXだからきっと10年後はこういう感覚になっているはずだと思う。解散に対しておつかれさまと思うのもこのバンドの音楽性のせいだろうかな。