2008年10月19日日曜日

オルケスタ・ナッジ!・ナッジ!@得三 20081016

オルケスタ・ナッジ!ナッジ!

<参加メンバー>

芳垣安洋(ROVO,ONJO,Vincent Atmicus,Emergency!)

岡部洋一(Bondage Fruit,ROVO,Vincent Atmicus)

高良久美子(WAREHOUSE,Bondage Fruit,Vincent Atmicus,ONJO)

川谷龍大(strobo,little cosmo)

茶谷雅之(MOST)

益山泰一(Stim)

関根真理(渋さ知らず)

高田陽平(ホテルニュートーキョー,tuff session,MONG HANG,stim)

中里たかし(Jazztronik)

辻コースケ(GOMA & JUNGLE RHYTHM SECTION)

イズポン(KINGDOM☆AFROCKS)

6:00open 7:00start 前売¥3,500 当日¥4,000(9/1発売)



 「ROVO」「ONJO」等のバンドのリズムを司り、

自らも「Vincent Atmicus」「Emergency!」を主宰する芳垣安洋が、

2003年に結成した打楽器集団。

 民族音楽的ポリリズムやビートの躍動、

ライヒのミニマリズム、ウアクチのような音色の追求、

シロ・バプチスタのビート・ザ・ドンキーのヒップさ等をあわせ持った、

聴いてそして観て楽しいパフォーマンスが信条。

打楽器の持つパッションや明るさ、倍音が混ざりあう、

うねるような浮遊感等、ダンサブルなアンサンブルだけでなく、

リラックスしたトランス感もナッジ!ナッジ!ならではの魅力。





メンバーと楽器が多すぎて東京以外ではなかなか見れない芳垣さん率いるオルケスタ・ナッジ!・ナッジ!

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 それが、セカンドアルバム発売を記念してツアーに出るというので、見れる機会はそうないだろうから行ってきました。

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 得三は10周年ということで今回のライブも10周年記念イベントだそうです。



 会場にはすでに深雪さんとナエル君が。ナエルくんは初めてあったのだけども深雪さんちにホームスティしている高校生だそうで、シカゴの近くから来たそうで、「シカゴ」と「近く」って発音が近いねという話になりました。

 あと、しばらくしたらコダマさんが来て4人で見てました。深雪さんは鶴ロック以来、コダマさんにあってはいつ以来だろう。2005年のフジロック以来かなあ。

 そういや、深雪さんがフジロックでエミネム見たといったらナエル君かなりうけてたな。あれなんでだろう。エミネムってアメリカじゃ扱い違うのかな。羞恥心みたいな感じだったりして。



 10周年記念メニューの中からキノコと挽き肉のピザ包みを注文。ちょっとピリ辛でおいしい。ナエル君はマヨネーズがダメみたいでよけてました。

 会場について一時間くらい喋っていたんだけれども長く感じなかった。ありがとう。



 そんなこんなでライブが始まる。ステージには乗るかなーと思うくらいの楽器が乗っている。乗るもんやね。メンバーはステージ袖から全員が入ることができなくて、フロアから入ってくる。それだけ楽器が多いということ。

 普段はフロア中央で円形になって演奏するそうだけれども今日はステージ上で。

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メンバーの他の活動を見てもすごい。知ってるだけでもROVO,ONJO,Vincent Atmicus,Emergency!、Bondage
Fruit、strobo、MOST、渋さ知らず、Jazztronik、GOMA & JUNGLE RHYTHM
SECTION、KINGDOM☆AFROCKS。

 

 誰がどの楽器でと書こうかと思ったのですが、一人一人が扱っている打楽器が多すぎて分かんない。



使用している楽器についてはこちらのサイトが非常に参考になります。このときはイズボンさんと辻コウスケさんはいなかったみたいです。

浅胴のスネア以外はバスドラに小さめのスルド、タムの位置にティンバウと大きめのスルドをセットした独特のセットです。
さらに右手側にザブンバ、バタドラムなどを用意。「雑誌の取材があったため普段よりちょっとおめかし(笑)」の高良はヴィブラフォン、チューブドラム、ス
リットドラム、アゴゴベルなどを使用。さらに奥側にコンガ、タム類などをセット。「栄養不足」Tシャツ着用(^_^;)の岡部はトゥバーノ2本、ジャン
ベ、ティンバウ、小スネア、ジュンジュン、ラテンの大太鼓を並べたセッティング。関根はジャンベ、コンガ、ティンバウに新たに加わった大太鼓をセット。中
里はコンガ4本にティンバウ、バタドラム。高田はスティールパン2台にジャンベ、小型のバラフォンを使用。最後方の3人はフロアタム、スネア、ヘピニキな
どを使用。


 そのほかにも、高田さんはアサラトも使ってましたし、芳垣さんはチベタンボウルや小物類多数を使ってましたし、他にもいろいろ使っていたはずです。



 今回の配置としてはこんな感じかな。後方の3人のならびについては自信がありません。

        

                茶谷雅之  益山太一  川谷龍大

        高良久美子                       辻コウスケ



               高田龍平   中里たかし  関根真理



        芳垣安洋          イズボン           岡部洋一





オルケスタナッジナッジ2
オルケスタナッジナッジ2



 それにしても、この音楽は生で聴かないと魅力は分かりません。打楽器の打ち出す倍音の魅力は録音マイクでは分かんない。だからPAなしのセットなんだろうね。



 浜省のようなサングラスをかけたイズボンの儀式?といわれていた言葉に合わせてジャンベを叩いてライブがスタート。こういうような流れは分かり
やすいのだけども、後半の展開はすごかった。色々なリフが複雑に絡まって、一点の焦点に合わせる感じじゃなくってさまざまなリズムが複合的に絡まっている
感じ。それでいてひとつのグルーヴのような感じでもあって、音圧というよりは音の洪水に流される感じ。

 

 ステージには楽譜が置かれているんだけれども、こんな複雑な構成でどんな譜面が書かれているんだろうと気になって仕方がなかった。



 前半の最後、激しく展開する曲の中、岡部さんがドラム類やシンバルをスティックで叩きまくり、どれだけ手数が増えるんだという感じで圧倒されていたらそのまま目の前の黒い柱みたいな金属をたたきまくる。楽器かと思ったら得三の柱。笑った。



 ジャンベやコンガ、ティンバウなどの中心の曲の他にも、アゴゴベルで構成される曲や、ビブラフォンやスティールパンが絡む曲があったりと色々な
展開があって楽しい。僕は高良久美子さんが出ているから行きたいと思ったのです。スティールパン中心の静かな曲もあって色々な人のいろいろな引き出しから
の曲が聴けて楽しい。



 後半の最初の曲はウッドブロック~ヴォイス~皮もののアンサンブルで皆が音程の少しづつ異なるウッドブロックをもって、それぞれ異なる決められ
たリズムでウッドブロックを叩いていく。ポリリズムっぽい構成でなっている曲を、コンダクター役の芳垣さんが演奏する人を指定するとその人だけが演奏をし
て曲の展開が変化するというもの。決められたリズムは途中でヴォイスでの構成に変化して、同じような進行で皮ものに移行する。そして最後は皮ものとウッド
ブロックが混じりあわった感じになる。

 コンダクターがいてパートを指示して展開する感じはDCPRGを思い出したし、今日はステージ上だったから違うけど円形になって演奏するというスタイルはanodeを思い出した。

 こうやって見ていくとオルケスタ・ナッジ!・ナッジ!の音楽の作り方が垣間見える。確かに1曲目の複雑な展開の曲を聴いたときにこんなのどう
やって譜面に起こすんだろう。ラップトップで編集しないと作れないんじゃないかと思ったけど、こういう作り方をしていく中で徐々に展開していけばできるな
あと思ったりした。



 掛け声に合わせてジャンベをかき鳴らす曲やスティールパン中心の静かな曲や金物とジャンベ類が絡みあう曲と展開していって後半もバラエティー豊かで楽しい。

 

 岡部さんは後半でも芳垣さんが「岡部ファンの方楽しみにしてください」というほど激しくって、ステージから客席に下りて、ステージの床に金物類
を撒きまくって、叩きまくる。終わったあと「岡部、お前また太った?お互いいい年なんだから気をつけないとな」と芳垣さんに言われる。それにしてもいい年
にしてはすごすぎる叩き具合。

 それにしても、岡部さん、関根さんの近くでウッドブロックっぽいものをポクポクと叩いてみたりとお茶目で、関根さんはニッコニコで笑いまくっていたりといい雰囲気のライブでした。



 アンコールは皆でトーンチャイムを使った温かい曲。最後はステージに3人ほどを残してトーンチャイムを持ったままステージから客席に降り、そのまま得三の入り口から外へ出て行ってしまいました。

 そんなこんなで気づくと時刻はすでに午後10時。芳垣さんのライブ後のMCも聞きたかったし、CDも買って帰りたかったんだけど時間がなくってあわてて会場を後にしました。

2008年10月4日土曜日

Blooming:ブラジル-日本 きみのいるところ 2008/08/23

 豊田市美術館で開催中の「Blooming:ブラジル-日本 きみのいるところ」へ行ってきた。

今回の個展はこれといって見たいものはなかったんだけれども、何か暖かい感じがして見に行ってもいいかなと思っていました。

全体的に暖かいやわらかい印象の展示が多く和む感じ。
 特に印象深いのはモレーノ+カシン+島袋道浩の作品「ヴィデオアルバム」。

 モレーノ+カシンというボサノバ第3世代といわれているアーティストの作品に日本人の島袋道浩が映像を付けた作品。Moreno +
2のSertãoの音楽が素晴らしいわけだけれども、沖縄の海で泳ぐ映像がまた良くって、会場を映像から流れる青い光で包んだ感じがして時間を忘れる。

 この前見たGARDENS ガーデンズ-小さな秘密の庭へ- のエルネスト・ネトの作品もそうだけれどもあっと言う作品はないけれどもほっと落ち着いた感じの作品が多い。

キアラ・パンフィのハンモックに横たわる作品やモニカ・ナドールの壁画の作品しかり生活の中に根ざすデザインと言う感じがほっとする。ブラジルの人の感覚は日本でもあるのだと思う。
その中の作品、サンドラ・シントの「わたしが燈せる全ての灯り」もそう、星々や木々や雪の結晶がかかれたドローイングの中央にビーズのソファーが置いてあって僕らはゆったりもたれて暖かい世界を眺める。ここの美術館はいつもこういう空気が漂っているから好きだ。
会場にラメで色とりどりに輝く砂漠があってその先に壁画が見えてくる。絵の付近には銀を10円玉などで削ると絵が出てきますとある。ただの壁
画と思ったら、以前は壁全体が宝くじなどで使用されるシルバーインクというもので包まれていたようで、たしかにパンフレットを見ると壁面は全て銀色となっ
ている。今は全て手の届くところは剥がされて、下からは海の女神イエマンジャ、ピクニックの食べ物など幸福をもたらすものが壁面に出ている。既に削られた
 後だけれども何か幸福に出会った気がする。
最近の傾向として映像作品が多いわけだけれども、映像作品はなかなか長時間見ていられないにもかかわらず、マリア・ネポムセノの作品はついつ
い見てしまう。その作品は、リオのカーニバルに突如、巨大なピンク色のボールが放たれて、人々はそのボールを追いかけ回したり、蹴ったり抱きついたりして
いるというもの。巨大なボールを蹴ったり転がしたりしているだけなのに幸福感が漂うのは面白いと言うか見ていて気持ちが良い。
ブラジルという遠い世界の都市の日常というのは日常と非日常的の中間のような変な感覚をもたらすみたい。川内倫子がブラジルの日系社会の日常
を切り取った写真も近いようで遠い感じ、でも遠くても身近な日常のような感覚がする。そんな写真をみてから豊田市美術館から豊田スタジアム周辺を眺めたら
それも非日常のような気がした。
 
会場で面白いと思ったのは島袋道浩の「ヘペンチスタのペネイラ・エ・ソンニャドールにタコの作品のリミックスをお願いした」でした。解説によると「島袋は
2000年に郷里である明石のタコを東京見物に連れて行くロードムービー風のビデオ作品を製作し、それを2005年にサンパウロのヘペンチスタ(朗踊者)
二人組「ペネイラ・エ・ソンニャドール」に見せ、歌ってもらいました。ヘペンチスタはもともと文字を読めない人たちの瓦版的な存在でしたが、島袋が伝えた
「日本のタコの物語」は彼らにより変奏され、新たな物語となってサンパウロに広がっていきます」とある。どうもサンパウロの人はタコを見たことがないみた
いで、あいつは漁師ですごい奴なんだぜ。タコを採っては海へ返すんだとか見当違いのことを伝えていて可笑しいのだが、その音楽が結構しっかりしていて、即
興で伝えてるとしたらすごいわなーと見入ってします。

 ちなみに上のような映像の隣には島袋がイタリアの海でタコを採って採ったタコを海岸へ持ってきて海へ返す映像が流れる。何でイタリアなんだろ
うと思ったんだ出れども、「ヘペンチスタのペネイラ・エ・ソンニャドールにタコの作品のリミックスをお願いした」のリミックスなんだろうと思ったら納得し
た。ブラジル・日本ということなんだろう。何でイタリアかは不明だけれども。

エルネスト・ネトは今年は少しダークな感じの作品でした。体内に包まれる感じはGARDENS ガーデンズの時と一貫しているけれども、原初の住居のような黒と紫で少し落ち着いた作品は違和感を感じたが外から中にいる人の姿をみると、あーエルネスト・ネトだなあと思えた。
美術館の池にはアナ・マリア・タヴァレスの「ヴィクトリア・ヘジア ナイアのために」という蓮がキラキラ輝く作品があってとてもキレイ。ヴィ
クトリア・ヘジアとはアマゾンを象徴する花「オオオニバス」でナイアとは、インディオ伝承の、水面に映る月に恋をした女性の名前から採られたそうで、キレ
イな池に映る感じがなんともいえない幸福感を漂わせていた。

2008年8月21日木曜日

SUMMER SONIC 2008 2008年08月11日

 サマソニの1日目に行ってきました。
 サマソニに行くのは2004年以来。フジに行ったり朝霧に行ったりしてたので久しぶり。
 なんだかんだ言われていた舞洲のサマソニですが行ってみたら快適でした。トイレも飲み物も混んでないし。ところで会場の自販機だけ長蛇の列だったけどあれは何だったのだろう。自販機は定価だったのかな。だとすると、ていうか高価なチケット買ってアーティスト見ずに飲み物のために行列してたら本末転倒のような気がするけど。

 佐世保バーガーとか有名どころは並んでいるけどフジや朝霧ほどでもないし、別にサマソニにメシ期待していなかったのでむしろ美味いと思ってしまった。

 南港の頃のサマソニの飯最悪だったもんなあ。極端に言ってしまえばカラアゲかヤキソバかカレーしかないような状態だったから。それから比べたら今のサマソニはダンスステージを諦めれば会場同士が近いし、砂埃対策にマットは敷いてあるし天国です。(砂埃対策のマットは南港では学習して3年目くらいから敷いてたんだけどな。さては手を抜いたな)

 メシではハモ天入りのぶっかけうどんがオクラも入っていて美味しかったです。まさか熱いのが出てくるとは思ってなかったですけど。

 それにしても、毎度のことだがサマソニの物販の混み具合は異常だと思う。僕の行った午後にはオフィシャルのTシャツはほとんど売り切れてた。
 南港のサマソニは行っていたのだけれども舞洲は初めて。桜島駅を降りてシャトルバスに乗ります。午後1時頃に駅に着いたのだけど、結構午後からいく人も多くすぐにバスの定員になってスムーズにバスに乗れた。

 桜島から此花大橋を越えるとフンデルトヴァッサーの舞洲工場が異様な姿を見せる。異様なデザインと建物のあちこちから木が伸びるエコと言うよりはおとぎの国。
   リストバンド交換もスムーズ。というか着いたのが遅いからね。スカイステージへ向かう。

 ポリシックスが既にライブ中。SECRET AGENT MANから見たから最近の曲中心と思ったけど、セットリストみると最初に初期の曲もやってたのね。セットリストはコミュから。



サニーマスター

ブギーテクニカ

tei! tei! tei!

ピーチパイオンザビーチ

Pretty Good

SECRET AGENT MAN(DEVOカバー)

COMMODOLL

DNA Junction

I MY ME MINE

機械食べちゃいました

ROCKET

Baby BIAS

エレクトリック サーフィン ゴー ゴー

Boys & Girls
 DEVOとポリを並べて見ての感想。初期のポリはDEVOぽさが際立っていたけど今のポリはDEVOをリスペクトしていても別物だね。今のポリはパフォーマンス控えめで楽曲の面白さで魅せる感じだから。今のポリの音楽の傾向は好きなので満足ですけどね。
 ポリを見てから少し時間があったので物販を見てからJUNKIE
XLを見にskyへ戻る。ビックビートやブレイクスの流れの音楽は楽しいので思わず跳ねてしまう。会場の奥の端のほうは比較的好いているので、こういう音楽は人のごみごみしていないところで踊るのが好きなのでそちらへ向かう。
 ここらあたりまでの時間が一番暑い時間。飲み物を飲んでも飲んでも汗になって出ていってしまう。結構ペットボトルで飲んだのにあまりトイレ行かなかったし。JUNKIEXLのあとぐらいから少し日差しがゆるくなったかなと感じるようになる。かき氷を食べてると、AFRA&INCREDIBLE BEATBOX
BAND,TUCKERが始まる。ビートボックスでベースラインやドラムパートや主旋律を奏でる。面白いけどちょっと違うかなあと思って涼みがてらsonicステージへ向かう。ところがこれが大失敗。

あとで、ゐゑさんに声をかけられて(広い会場で近くでさすがに会えないだろうなと思っていただけに声をかけられたときまさかと思う)、あとで聞いたところAFRAの最後の曲がやばかったそうでそんなことなら最後までいればよかった。
 とはいえ、sonicステージも見ておきたかったので、行ってみると緩いながらクーラーが効いていて快適。2階席に座ってSUPER FURRY ANIMALSのライブを見ていると気持ちよくって寝てしまいそうになる。
 SUPER FURRY
ANIMALSを30分くらいみてからブンブンを見にskyへ戻る。あー結構外が涼しくなってる。ブンブンの大音量の音が外に漏れる。うわー楽しそう。思わず足が軽くなる。ブンブンの音楽はアップルシードのコンピ以降の傾向が強い感じ。二人ともフライングVを持って演奏している。打ち込みと生ドラムとフライングV。とてもかっこいい。久しぶりのブンブンはやっぱり生がいいわあ。
 
日も落ちてきて夕焼けがきれいになってきた。

 今回の僕的のメインDEVOが始まる。2003年の時はフジロックを見に行っていたので見れなかった。フジは最高だったけれどもこれだけは心残りだったのでやっと見れたと言う感じ。曲は2003年の時と違う曲もやっていてオリジナルの Secret AgentManも聞けた。パフォーマンスは磨きがかかってきたか、ジェリーの鞭を振るパフォーマンスも生き生きと。マークも髪をモヒカンにして赤いボンボンを振ってるし。(終わったらきっちりモヒカンを元に戻していました)

  DEVOのつなぎって使い捨てなんですね。破ったつなぎを会場に投げ入れていました。エナジードームも投げ入れてたしサービスいっぱい。ラストにBoojiBoyが投げ入れたスマイルの絵が描かれたスーパーボールを拾う。ほんとサービス精神旺盛です。楽曲も生で聞けて感動。セットリストはコミュから



0. Opening Movie

1. That's Good

2. Going Under

3. Peek-A-Boo!

4. Girl U Want

5. Whip It

6. Secret Agent Man

7. Satisfaction

8. Uncontrollable Urge

8. Mongoloid

9. Jocko Homo

10. Smart Patrol/Mr.DNA

11. Gates Of Steel

12. Devo Coporate Anthem (Movie)

13. Freedom Of Choice

14. Beautiful World (Booji Boy)

 DEVOが終わると会場は真っ暗になっていました。夕飯を食べて会場へ戻るとみんな会場の外の遠くに向けてカメラを向けている。夜景でもとっているのかともったら、遠くに花火が。今日は淀川の花火大会みたいで音もしないし、本当に小さな花火の光景だけど小さくてもやはりきれい。
 サマソニはJBが出たとき押しに押しまくった前例があるけど、今回はセットチェンジも順調にファットボーイスリムがスタート。分かりやすい展開だけど久しぶりに見るので楽しい。ノーマンクックはなぜかバナナをやたら振り回していました。足もくたくただけど、これも会場の端のほうでかばんを地面に置いて跳ねてました。


 フジに比べたら見た数は圧倒的に少ないけど、今年はいいラインナップだったので内容が濃い気がしましたよ。

château d'abeille

サマソニに行くのを遅らせてでも行きたいお店がうつぼ公園の近くにあります。

 一つは有名なパンのお店「ブランジュリ タケウチ」そしてもう一つはマイミクのyukaさんのお店「シャトーダベイユ」です。お世辞ではなくお薦めなんです。

 タケウチは日曜が休みのため大阪へ来ても買いにいけないことが続いていたし、シャトーダベイユは最後に大阪に来たときは知らなかった。こんな近くにこんないいものが揃っているならばいかないわけがないでしょう。と言うわけで行ってきました。

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 ケヤキ並木のうつぼ公園はいつ来ても涼しそうでいい。久しぶりに来たらオシャレなお店が増えていた。タケウチのことは言うまでもないのだけど
も、大阪へ来てここへ寄らなかったらもったいないていうような美味しいパンのお店で、このあとサマソニへ行くんじゃなかったら買いだめしたはず。ここは入
り口に警備員さんが立っているほどの人気店でその日も警備員さんが入り口のドアを開けてくれていました。とりあえずお店ではオリーブのまるまる入ったオ
リーブのパンに、毬栗のパンと杏とアンのアンパンとトマトのキッシュっぽいパンを購入。

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 足早にタケウチをでてお目当てのシャトーダベイユへ。場所が分からず2回ほどあたりをぐるぐるっとまわって見つける。蜜蜂のお城のイラストの看板を見つける。シャトーダベイユは蜜蜂のお城と言う意味です。ここでの目的は誕生日プレゼントの購入。

 お店に入るとyukaさんが他のお客さん(かな?)と談笑中。邪魔してもと思い、とりあえず店内を物色。。蜜蜂のお城のイラストのセンスに通じ
るかわいい小物が並ぶ。どれもこれも手ごろな値段。かわいい小物が店の雰囲気に良く合っている。女子の方ならお薦めだと思います。お会計の際にマイミクの
まさひこですと挨拶すると(マイミクのまさひこってなんやねんね。どんな挨拶やねん)かなり驚かれて早く言ってくれたらよかったのにと。

 そんなこんなで立ち話。かなり驚かれたようで。それは当然で僕はTHE FOXのライブでyukaさんを見てるけど、僕はお客だから面識はないわけで。

 奥でお茶を頂いて少しばかり談笑。お店は奥が小さいキッチンみたいになっていて、その手前にテーブルがあってテーブルの上にはとってもかわいいウクレレが置かれている。ウクレレ教室とかもやっていると言っていた。奥のキッチンでジャム作り教室やコンフィチュールの会とかしているのかな。なんかここへ座って紅茶を頂いているとなんだか雑貨屋版のカモメ食堂みたいで落ち着くなあと思う。

 雑貨屋なのに何かお薦めのCDとか売ってないですかと無理をお願いして、棚の中からきっとこれ好きだと思うと出してきてもらう。「ピカリズモ」。
ブラジルっぽい感じやねんと聴かせてもらう。ブラジルの音楽を深く聴いたことはないんですが、ボサノバっぽい演奏でもあり、南国のような感じでもあり、力
強くもあり、歌詞が可笑しくってこりゃきっと好きだわと思い売ってもらう。「ちわわわわ ちわわわわ チワワにこんにちわ うちのチワワ かわいいわ」や
もんね。他の歌詞も好きやわー。最近見た音楽の話、名古屋の音楽の話、お薦めの音楽の話で名古屋のICHI
んと言う人を教えてもらう。竹馬で登場して一人でスティールパンやらパーカッションやらピアニカやら打ち込みやらする人でCD今日ないけど絶対好きやっ
て、お薦めやわーと薦められる。うん、フェバリットがマニー・マークで共演者がイトケンさんですし、多分好きだと思う。 他にもガット・ギターのとても静
かな午後の昼下がりに聴きたいCDも教えてもらったりした(タイトル忘れてしまった・・・)

897888882_111.jpg こんだけ色々話できて嬉しいのに、記念に何かあげたいわーと店の商品の中から素敵なかわいい鳥のバッチ(付けられている布もかわいい)を頂く。THE FOXのアルバムジャケットに出てくるようなかわいい赤い鳥のバッチを思い出に貰えてとても嬉しい。

 お店もyukaさんもとってもいい感じで、このまま長居出来てしまいそうだったけど、次の予定もあるのでお店をあとにすることに。

 もし大阪に行く予定があるのなら美味しいパンと一緒に絶対お薦めします。また寄りたいと思うお店でした。





2008年6月3日火曜日

ペネロピ/金刀比羅宮 書院の美 応挙・若冲・岸岱から田窪まで/芳垣×岡部DUO

ペネロピを見に進富座

映画はせっかく見に来ているので、わざわざアンハッピーは結末は見せられたくない。
特におとぎ話のような物語ならなおさら。
おとぎ話のような展開の話を何とか見せれるようにするために、ペネロピの衣装やペネロピの部屋がとてもファンタジーに出来ている。悪役であっても本当の悪人はいなかったり、不幸に関して力強い感じが見ていて悪い気はしない。
それにしても特筆すべきは、美術と衣装!!あと夜景がとても幻想的。
製作を兼任しているリース・ウィザースプーンのセンスなのか美術のアマンダ・マッカーサーという人のセンスなのか?とても気になる。
そして、SIGUR ROSの音楽がとても似合う映画です。




金刀比羅宮 書院の美 応挙・若冲・岸岱から田窪まで

その後、県立美術館へ目的は若冲と田窪恭治。
ただ、それを含めた金毘羅さんのセンスに圧倒された。
茶所の襖絵がパステルで書かれた椿の洋画とは!!。しかも白地と赤と緑のコントラストがとてもきれい。それと、なんと床の間の絵がタイルで出来ていて青地に白色でこれも椿が描かれている。ちなみに、会場ではその白書院障壁画を持ってくるのではなく、田窪恭治がライブで公開制作を行っていて、絵が出来ていく様が見れる。

色々見ていくと白書院が特別なのではなく、高橋由一の明治時代の油彩も小壁や地袋に書かれている。小壁に青い油彩の夜景とはすごいセンス。

江戸時代の岸岱のの作品も変わっている。春の間の緑色の松の絵が襖絵にしては意外なほど明るい。そして菖蒲と群蝶の間の菖蒲と群蝶の対比がすごい。和室で見上げると何百匹もの蝶が躍っているとは。 そして若冲。襖絵の写真を見たときは一つ一つの花の絵は無難かと思ったのですけど、部屋に入って意外と狭い空間の四方にあの襖絵が囲んでいるのは異様な圧迫感というか迫力がある。若冲の絵と言うより空間として見てすごいと感じる。


ちなみに岸岱と若冲の絵がある奥書院普段から非公開だそうで、来週で展覧会も終わってフランスへ巡回してしまいます。見れたら見たほうがいいと思う。

芳垣×岡部DUO
一緒に行った友達を引っ張り回し、芳垣×岡部DUOを見に松阪Taraへ。不安になるくらい何もないところを進むと、それっぽい人たちがチラホラと見えほっとする。ちょうど着いた時間が芳垣×岡部DUOの直前だったので何とか間に合った。
岡部さんの足元のケースから色んな鳴り物が出ては出ては、芳垣さんも足元に置かれたジャンベから鳴り物からわけの分からない打楽器からまさしく打ち合わせなしのような互いの感触を確認するかのように音を出していく。互いがこの音ならこの音と言うようにあわしていく。岡部さんの独特のリズムに芳垣さんの感覚で反応すると言うような感じ。VINCENT ATOMICUSの中核だけ抜き出したような感じと言うか、ROVOっぽい部分もあったりだとか、あのメンバーはやはりソロやDUOでも十分楽しめる。これで山本精一ソロ、勝井祐二ソロ、勝井×山本DUO、芳垣×岡部DUOを聞いたことになるので、主要はパーツは制覇したと言うことかな。
そうそう、NegoはROVOの影響をかなり受けた感じでした。結構良かったです。ただ、芳垣×岡部とのセッションが職場からの呼び出しにあって見れずでそれだけ残念。

そうそう、旅団のコミュを見てたんですが6月のUNITのライブで対バンするKINGDOM☆AFROCKS /とneco眠ると言うバンドが良さげな気がしました。



2008年5月7日水曜日

吉幾三×Capsule×DaftPunk×BeastieBoys StarrySky - IKZOLOGIC Remixとか

いずれもきのこオーケストラさんのブログから
たまに見に行くと結構気になるネタがあるんだよね。

吉幾三×Capsule×DaftPunk×BeastieBoys StarrySky - IKZOLOGIC Remix
これ最高。かっこよすぎ吉幾三

あとこれもうれしいね。
Cornelius f. Nomiya Maki - Love Parade
キダサンの好きなおやまだくん?相変わらず元気ないなあ(笑)
うわーLove Paradeが聞けるとは!!
 



2008年5月4日日曜日

憲法記念日の鶴舞ロックフェスティバルと赤犬JAPAN

覚王山から移動して鶴舞公園へ。

着いたのが遅くて小鳥美術館見れず。残念!!30分押しだったのでもう少し早ければ見れたけど。鶴ロックは鶴舞公園で毎年やっているフリーライブ。過去にはEttとか出てたみたい。

誰が出るかとかタイムテーブルは当日まで発表されないので、期待しつつ期待せずに行って見る。

鶴舞公園は結構大きな公園。どこでやっているのかと歩いていると、奥のほうでバンドの声が聞こえてくる。奏楽堂の前に結構な人が。座ったり後ろの
木陰で寝転がったり、反対側で犬と遊んでいたり。非常にゆるい感じ。どちらかというと公園への散歩のついでという感じがぴったり。2歳くらいの子供が
piggyというグループをかぶりついて見ている。なんだろうなんだろうという感じ。ドラムの子がその後にガオーとやったら泣いちゃったよ。でもやっぱり
気になるのか見に行きます。

期待したものは見れなかったのですが、モノポリーズという三重県のバンドが良かったそうです。

会場では深雪さんにお会いできた。来てよかった。

GUIROも見たかったのだけれどもクアトロに移動しかければならず30分押しの状況に見れなかった。せっかくだから見たかったけど、まあこういう空気を味わうイベントだからがつがつというのもなしかなと思って会場を離れる。



そうそう、鶴舞公園で祭りの準備をしていました。「ビルマ水かけ祭」の看板が!!

えーこんなところでビルマの水かけ祭が。明日みたいで気になりつつ離れる。



 クアトロに着いたのが6時くらい。開演が6時半ということで、今回はユアソンのレコ発記念と言うことだから赤犬が最初かなと思っていました。

 会場は結構爆音で開演前のSEが流れている。めずらしいなあと思っていたら15分くらいになったら一人登場。あれ?ユアソン?と思ったら一人サ
ンプラーで登場。SAKEROCKのハマケンだそうな。ノーギャラで付いてきたそうで。エリカの「べつに」の言葉をサンプリングしたゆるいネタとか、前座
的に笑いました。



 セッティングの様子が真ん中にシンセがあるので、あれユアソンからかと思ったら、6時半きっちりスタート。いきなり1曲目からシンセのジュンさんダイブ。後で聞いたら肋骨折れてるのに。痛み止め飲んだら全然大丈夫って、それやばいよ。

 ユア・ソング・イズ・グッドは初めてで最初からスカパンクぽい激しい感じだったので、あれこんな感じだったのかと思ってたけど、結構たのしい。
激しいけどところどころ入りやすいメロディで初めてでも楽しめる。後半ちょっとカリブっぽい感じ、でもスカのツートーンの感じが踊ってて楽しかった。



 さて、そんなこんなでメインの赤犬。いやパーカッションのグッチさんの言葉を借りると、もうメインは終わったからここからは、塩アイス的なデザート感覚で味わってもらったらいいそうです。

親方星条旗からイッキにいてまえで一気に最高潮。

アキラ:「今日はなあ。ユアソンのレコ発記念とかやねーぞ。今日はけんぽう記念日や。」○んぽう記念日やとか言ってましたが。で、けんぽう記念日にちなんで2人の拳法家が来てくれましたと北斗の拳漫談が。ロビンさんがやってたのはhttp://www.fooooo.com/watch.php?id=e6d4225b94f28eaaa3487070b69c55ac" target="_blank">ユダかな?マネキンの首が飛びました。ロビンさんがマントを抜いた時の中年の美腹に会場からは黄色い歓声が!!



ダメダメ日和のダメよダーメよ♪んのところでXジャンプをやっていたお客がいて、「おもろいなあ、これから赤犬JAPANにするわー」と曲が終
わってるのに、「もう一回ダメよのところやりたいわー、みんなXジャンプせえよ」ともう一度ダメよからやることに!!Xジャンプ楽しいわー。



そのほかにも、もちろん「U.N.C.O」も「えーじゃないか」もやって踊りまくり。ホーン隊が前に出てくるとかっこよくなるな。マルムシさんが抜けて音がごつごつしたのがさびしいかな。



アンコールではおそろいのバスローブで登場だけど、アキラさんだけ忘れたそうで、タワレコで買ったEXILEのアイビリーブのCDをガムテープで前貼りした衣装で「アイブリーフ」だそうで、動くたびにアイブリーフが動くのでヒヤヒヤしながら見てました。

まあ、今回も「○ンコール言うまで終わらんぞ」と○ンコールを強要したり、いつもながらとことん下品で笑いました。



最後、アイドル調のグッバイ・トゥー
ナイでユアソンのメンバーとハマケンが衣装換えした赤犬のブリーフとかをはいて登場。ハマケン赤犬のメンバーにパンツの中まさぐられてました。「幸せ願う
わーわたしとあー・なー・たー」で大円団と言うところで、爆音でパフュームのポリリズムが!!みんな大喜び!!皆パフューム好きなんだね。前のほうで完璧
に踊っている人も。

そんなこんな大満足おなかいっぱいて感じでしたね。

象に惹かれて覚王山

3日の土曜日は覚王山へ行ってきました。といってもここと言う目的はなく、あると言えば覚王山アパートへ行ってみようかという程度。
覚王山アパートは築50年のアパートを改築して出来たギャラリーの集合住宅。トイレの中にもギャラリーがあります。ほとんどの作品は販売もしています。

万華鏡のお店、針金細工のお店、玄関ぎゃらりいに、厠画廊、古い家具、古本、雑貨のお店。結構色々あって見所あり。

覚王山アパートのギャラリー融では歴代の覚王山マップ展がやっていて

覚王山の移り変わりが見れて面白い。初期の地図には覚王山アパートがない!!

覚王山は覚王山マップのイラストの雰囲気がぴったりの独特の町。手作りのクラフトワークのお店、陶芸のギャラリー、インド料理店、そしてそこらじゅうに象の置物やキャラクターが。

覚王山は日泰寺というお寺があって、タイから仏舎利を贈られたことにちなんで建てられたお寺と言うことで「日・タイ・寺」なんだそうな。

だからタイといえば象ということで覚王山といえば象みたいです。

で、ここの参道はそういった事情から無国籍、多国籍、エスニックな感じです。石材店にはキティの石像もあります。
お昼はえいこくやインド料理店でカレーを食べる。ナンが思ったより大きくてびっくり。
シェ・シバタでケーキも食べたかったけど食べたばかりでおなかがすかないので、揚輝荘を見に行く。

松坂屋の別荘だったところだそうで、昔は一万坪もあったそう。庭園の中は「Bungalow」をもじった伴華楼という2階の増築部分が童話とかに出てきそうなふくろうの家のような山荘みたいな独特の建物。市松模様が趣味全開です。

ちなみに、伴華楼はこの後行った鶴ロックの会場である鶴舞公園の噴水塔・奏楽堂を作った鈴木禎次と言う人の設計だそうで、大正趣味がそこらそこらに出てます。

他にも茶室やお稲荷さんや修学院離宮の千歳橋を写した白雲橋があったりと面白い。何か大正趣味の桂離宮と言うイメージがあったが、修学院離宮を模してたりしてるのでかなり意識してそう。



そして、その後覚王山の有名なケーキ屋さんシェ・シバタでお茶。かなり順番待ち。それにしても日差しが強い。後で聞いたら名古屋は30℃あったそうな。日陰に入ると涼しいけど直射日光が肌にジンジンくる。そんなで順番待ちをしていたところ麻で作った象さんが!!

この象さん、前足で歩いて後ろ足は紐でつっている。手は鼻に入ってるのかな。耳も動く。よく出来ている。子供も大人も喜んで握手してもらっている。

シェシバタでは、クー・デ・ボワとショコラ ダイキリを頂く。ショコラダイキリは


ライム風味のマドレーヌ生地を間にレイヤードしビターで香り高い希少なショコラ(クリオロ種のポルセラナ)をボディーにラムレーズンクリームを忍ばせた大人向けの新作

ということで結構チョコの濃厚な味がしたケーキ。クー・デ・ボワは
ダクワーズ生地にバニラのヴァバロワ、中央にベリーのジュレを忍ばせたケーキ
と言うことで、バニラのヴァバロワが結構あっさりした感じだけど一番下に隠されたラム酒につけたオレンジの香りがとっても美味しい。
あと、家に帰ってアップルパイやクロワッサンも食べたけどアップルパイとても美味しかったです。



そんなこんなで思ったより長く滞在してしまい、鶴舞公園で小鳥美術館を見逃すのですが、まあそれもありかなと。





2008年4月25日金曜日

Music Meme 4 VARIATIONS


  意地っ張りでお茶目でサービス精神旺盛なヤンさんからの精一杯の回答なんだろう。
 精一杯というか十分すぎます。音楽からジャケットのデザインからDVDの編集から100ページほどの本まで全て自分でこなすヤンさん。そりゃ倒れますよ。
 結局「DOOPEE TIME 2」は出すのを辞めたそうです。(正式にはこの変奏集の中に入っています)理由は深く語っていないけど、なんとなく変奏集の映像を見て本を読んだらわかったような気がした。


 出すには時間が過ぎすぎたし、レーベルも解散してしまったし。
ヤンさんが活発に活動した2006年ならともかく、今なら「DOOPEE TIME 2」の断片とジャケット写真で想像する方が素敵か
もしれない。なんだかThe Beach BoysのSMILEみたいだと思った。

 ヤンさんならカッコよさのためならアルバムも犠牲にするかもしれないとお思ったけど、やっぱりだった。で、この変奏集はヤンさんからの精一杯のお詫びなんだろう。
 なんか切なく爽やかで懐かしい。本を読んでDVDの妙本寺での演奏の映像を見終えるとミュージック・ミーム2の曲「だいじょーぶ」が聴きたくなった。


2008年4月14日月曜日






 もともと、二日間いく予定だったんだけど、翌日のこいつの仕事のため一日に変更。



 課も変わったし、機構改革があったし、仕事も変わったしで3月中ごろからバタバタだったので、2日目行けないし、休みなかったしやめよっかなあなんて思ったりもしたけど、いやいやだからこそ行っとくべきかと思っていくことに。

 ちなみに目的はOKI DUB AINU BANDとソウル・フラワー・モノノケ・サミット。
 あとは名鉄蒲郡線でゆっくり揺られたい。西尾経由で行こうか蒲郡経由で行こうか考えた結果蒲郡経由で行くことに。蒲郡線の赤い電車が家と家の垣根の間を走るのも、家が少なくなって海の近くの畑の間を走るのもいい。




着いたのが1時ごろ。とりあえず腹ごしらえに会場に入ったらビーチの方に飲食ブースがないのね。でも混雑しないんでこの方がいいかも。とはいえ1日目はダブやファンク、民俗音楽系が強いので人も多くなくすごしやすい。RORなら二日目もそれほど混雑はしないんだろうなと思いながらもビーチへ。NO1店主が「いらちゃい、いらちゃい」と言っててかわいい。

ちょっとご飯を食べるともうOKI DUB AINU BANDの時間。急いで会場の方へ。


 OKI DUB AINU BANDは見たことも聞いたこともなかったんだけれども、「樺太アイヌの伝統弦楽器『トンコリ』を現代に復活させたOKI率いる日本/アイヌ発のプログレッシブ・ルーツ・バンド。いにしえの楽器トンコリをオール電化し、ベースとドラムで強靭補強したヘヴィなライブサウンドに、アイヌに歌い継がれるウポポ(歌)の伝統曲や踊り、アフログルーヴ、レゲエ、ロック、ミニマルサウンド等が入り混じった唯一無二の越境サウンド。」と聞いたらどんな音なのかこの目で確かめたくなった。

 OKIさんが会場に一人登場。10センチくらいの板状の竹に糸がついたムックリという口琴を口につけて引っ張ってビューンビューンという音が鳴る。それが電化されて増幅されてダブ化された反復音が思ったより気持ちが良い。
 アンプにつながれたトンコリというアイヌの民族楽器をギター代わりに、ダブ化されて非常に面白い。電化されたトンコリという弦楽器の音は板に張った弦を直接はじいた時のような素朴な力強い音でそれがFlying Rhythmsのようなダブ処理がされていて面白い。
ちなみに、ダブエンジニアはFlying Rhythmsの内田直之さんだそうで、確かに今思えばそんなような音だった。




 OKI DUB AINU BANDを終えて会場をウロウロしていたらお絵描きコーナーのところで深雪さんに声をかけられる。去年は確か会えなかったんだよね。久しぶりに会えてものすごくテンションがあがる。こういうイベントは普段会えない人に会えるので嬉しい。その後ずんこさんにも会えた。うれしい。深雪さんは音楽の傾向的に合う可能性は高いけど、ずんこさんはなかなかむずかしいだろうからね。1歳のお子さんがかわいいね。携帯のストラップを見せると引っ張って引っ張って、かわいい。



 さて、ソウル・フラワー・モノノケ・サミット。1年半ぶり。前回はホールでのコンサート。あの時1920年代の音楽や明治時代のヒット曲を屋外でも聴きたいと思ったんで今回はとても楽しみ。ちなみに伊丹英子さんは地元の出身だそうで。
「ボインはぁ~赤ちゃんが吸うためにあるんやでぇ~、お父ちゃんのもんとちがうのんやでぇ~」と月亭可朝のボインの歌で登場(笑)
 美しき天然、釜ヶ崎人情、お富さん、インターナショナル、安里屋ユンタ、聞け万国の労働者、アリラン、満月の夕、さよなら港などやってたかな。労働歌、革命歌、民謡は実はとても楽しい。



 ソウルフラワーが終わってSOIL&"PIMP"SESSIONS。それほど期待をしていなかったんですが爆音でブンブンうなる感じのクラブジャズな感じで結構いいかも。トロンボーンとトランペットの渾身のホーンがいいね。


 帰ろうと思っていたのに結局曽我部恵一バンドも全部見てダチャンボも途中まで。もう少し見てたかったんだけど帰りの時間があるので。
 曽我部恵一バンドはサニーディの頃と大分イメージが変わったね。逆に弾けたて感じだね。あ、でも青春狂走曲をやってくれて嬉しかった。大分アレンジ変わったけどこの早いアレンジも好きだな。
 あと、今回ダチャンボは音が変わった感じがしたが、PAが内田直之さんだったらしくその影響だったのかな。でも、EIJIさんの飛び跳ねてベースをブンブン唸らすのはいつ聞いても心が躍るね。


 







2008年3月24日月曜日

菊地成孔ダブセクステット@名古屋ブルーノート

 菊地成孔ダブセクステットを見に名古屋ブルーノートへ。
 菊地成孔クインテッドを見に大阪ブルーノート(今のビルボード)へ行ったことはあるけど、名古屋は初めて。栄のビルを地下へ階段を進んでいくと、数人が階段で待っている。オープンの数分前だったので多くは中の待合でずらっと並んだイスに座って待っている。奥にはクロークがあってその横がバーカウンター。色調はブルーノートだから大阪と同じだけど、ちょっとしたホテルのよう。
 会場は横に広いというイメージのあった大阪とは違って、奥も横も少し広い感じ。ご飯を食べておしゃべりをしているともうあっという間に開演に。
 菊地成孔クインテッドの時は後ろにいてダブ処理を施していたパードン木村さんは今度はステージに上がり、ライブエレクトロニクス奏者としてアナログシンセやKAOSS PADでけっこう激しく音を変えていく。
 KAOSS PADを使うのはパードンさんだけかと思ったら、ピアノの坪口さんまで。クインテッドの時はピアノだけだったけど今回はなんども音をサンプリングしてKAOSS PADでグニグニと加工して。やっぱりあの人は面白い。
 それにしても惹かれたのはトランペットの類家さん。あれだけ攻撃的で迫力のある演奏は見ていて楽しい。いい演奏をする人は構えも素晴らしい。
 今回アンコール以外は糖度の少ない感じで、1曲目から『スーザン・ソンタグ』で、突っ走るような演奏にあっという間に70分が経っていた。
 本当はアンコール込みで70分までしかやったらいけなかったんだそうだけど、アンコールまでに70分が過ぎ、急いでメンバー紹介しますといつもの早口がより早口に。じゃあ最後俺と類家と坪口で2パートづつやっておしまいということでとさっと演奏してさっと終わる。
 アンコールが非常に甘く感じたのは、アンコール以外の演奏がドライでビターだったからか。
 クインテッドがバンドのバランスに配慮した感じだとしたら、セクステッドはドルフィーをトランペットとサックスとライブエレクトロニクスをかけたピアノで強めた感じで、ある意味菊地さんのやりたいことを炸裂させた結果のようだと思った。



2008年2月12日火曜日

「包むデザイン、伝えるパッケージ」+DESIGNING 2008年3月号(Vol.9)

日曜日。友達が記事を書いている+DESIGNINGを喫茶店で読みながら手紙を書く。


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・クリスト&ジャンヌ=クロードの帝国議会議事堂を完全に梱包した写真は単純にきれいだった。モスクかと思った。

・鳩居堂の包装紙って東京と京都ではデザインが違うんだ。東京のは始めて見た。名古屋は関西圏なんだなあ。

・資生堂パーラーの唐草模様のデザインを見てCOCON烏丸を思い出したよ。
COCON烏丸は、『古いものを跡形なく壊してしまうスクラップ・アンド・ビルドではない「リノベーション」と呼ばれる再生手法』で出来たそうで、日本でリニューアルというと唐草が出てくるのかなとおもったり。

・鳩サブレてあまり気づかなかったけど確かによく見るといいデザインだ。
社長さんの「伝統とはイデオロギーではなく革新の連続」ていう言葉っていい言葉。
「菓子屋には店に遊びの余白があり、工場にもう一台機会が入れられる余地があり、そして主としてこことに余裕とアソビが持てなくては老舗ではない」
それが、鳩サブレーカレンダーなんだろうね。友達にもらったけど今年は歌舞伎だそうで粋でかわいい。

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掛札の風呂敷は人にあげたいなあと思う一品。"ハレ"の風呂敷、"ケ"の風呂敷というのも初耳だけど、"ケ"の風呂敷の方が自由でポップというのには目からウロコだ。晴れの衣装ってあったけど、そっか今は"ケ"の方が派手なんだな。
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井上由季子さんの『「引き算」の包み』と『"文房具"の包み』は見ていて単純にキレイだし、立ち読みでもいいから見るべきかも。

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・デザインで選ぶエコバック11点。あ、僕が持っているエコバックが載っていた。

偏らず、幅広くで結構面白かったよ。IT雑誌とかデザイン雑誌というよりはBRUTUSとかスタジオボイスのような構成というか雰囲気を感じたよ。