2006年6月29日木曜日

DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN@2006/06/28名古屋クラブクアトロ

久しぶりのDCPRG。2年ぶりくらいのはず。去年は菊池成孔クインテットとか中心だったからほんと久しぶり。今回は180分フルコース。1曲目のCatch22のリフに向かう曲が約1時間。
あとはアイアンマウンテン報告のいわゆる定食ものというようなセット。ハノイでSでサークルラインという定番の安心する流れ。あれ?それともSTAINALIVEだったけな?
 で、その後構造と力から2曲でアンコールは多分新曲。そしてMirror Ballsで終了。とはいえ、いまだに構造ⅠとCatch22の境界がつかめない。Catch22のリフだなーと言うのは分かるのだけど。ここで展開したと言うのが分からない。

まあ、DCPRGの曲は菊地さん本人も

デートコースの作曲は、リハで録音したバックトラックを爆音で鳴らして、メロディーやリフやキメを弾いて作ってゆくのですよ。

と書いているので、他の曲のフレーズが入り混じるので爆音の中身は他の曲もあるかもしれないので分かりにくいのかもしれない

 それにしても、新曲が面白かった。今年の9月からレコーディングに入って来年にはアルバムが出るそうです。タイトルは「アメリカ」だそうで、またベタな。
 DCPRGのデビューから大友良英の脱退までが第1期でノイズと混沌とポリリズムがテーマのような音楽だったとしたら、その後から今が第2期でホーン隊をサポートに加え津上研太を4番バッターに持ってきてホーンの歪みと厚みで持ってきた感じだったかな。そして第3期というか、新曲なんだけどホーン隊も津上研太いなくってギターのノイズが前面に出てリズムも太くなって、サックスやトランペットが前面に主張されてきていてゴセッキーメインのパートもあったりしている。確かにその構成を見ると「アメリカ」かもしれない。

 2年ぶりというのもあるのか3時間も長く感じなかった。

 ライブには久しぶりにTATEさんに深雪先生、カリームに会った。TATEさんとかも結構久しぶり。カリームにあっては2年ぶりかな。日本語が上手くなっていて驚く。何のライブで会ったのかすっかり忘れていたけど、やっと思い出した。そうだヴィンセントアトミクスだった。

2006年6月19日月曜日

探偵!ナイトスクープ DVD Vol.2 傑作選~マネキンと結婚したい!編

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探偵!ナイトスクープ DVD Vol.2 傑作選~マネキンと結婚したい!編

1.「マネキンと結婚したい!」
2.「カメムシと文さん」
3.「噛みつく犬と散歩」
4.「コーヒー牛乳への旅」
5.「屋根裏の巨大生物」
6.「素晴らしき車椅子の旅」
7.「桂小枝の爆笑小ネタ集より」

「マネキンと結婚したい」は素人のマネキンに対する本気さが面白くあり、ちょっとゾクっとしたり。
カメムシをかいだことのない文さんにカメムシがくさいと言うのを味あわせたいだとか、噛み付く犬の回の内容などは緩い笑いであったり。
素晴らしき車椅子の旅では障害を持った依頼者の前向きな心や旅で会った人のちょっとした手助けに頬が緩んだり。
桂小枝の小ネタ集も食後のデザートのようで楽しい。
探偵ナイトスクープの魅力が満遍なくちりばめられたDVDでした。

2006年6月17日土曜日

Buffalo Daughter/METALCHICKS@名古屋クラブクアトロ 2006/06/16

 昨日名古屋クアトロへBuffalo Daughter/METALCHICKSを見に行ってきました。7時40分くらいスタートでクアトロにしては遅いスタート。

 METALCHICKSは今回見るの初めて。メンバーはBuffalo Daughterのシュガー吉永さんと元DMBQや元OOIOOの吉村由加さんで、ダンスとメタルの融合という触れ込みみたい。ギターとドラムのみかと思っていたのですが、TB-303?とかのシーケンサー類も使っていて、アシッド感の強いサウンドに吉村さんの音圧の強い弾けるような力強いリズムが絡んで、そこにシュガーさんの刻むようなメタルのギターリフがかぶさっていて踊れるけどかっこいいと言う感じ。
 松下敦がサポートのころのBuffalo Daughterの「303」の後半を彷彿させるようなリズムでした。
 告知では7月にセカンドアルバムが出るそうで、上野樹里主演の「笑う大天使(ミカエル)」のサントラにもなっているそう。笑う大天使のオープニング曲も演奏していたけどCyclicのような感じでした。
 あと、また私たち名古屋へ来たいので、この中でバンドとかやっている子がいて対バンによんでもいいかなと思ったらホームページからメールください。メタルチックスドットネットです。ちゃんと返事もあたしたち書くしね。物販も自分たちでするしねとか言ってた。

 METALCHICKSが40分くらいやって、セット換えが20分くらいあって8時40分くらいからBuffalo Daughterのライブ。
 名古屋は初めてかもしれないけど今回も小川千果さんがドラム。小川千果さんというとBuffalo Daughterの初期のメンバーでastro age steel orchestraのメンバーでもある人。小川さんは新メンバーと言うことでいいのかな。小川さんが入ってのBuffalo Daughterを見るのは去年のテイトウワ@リキッド以来。
 中央後方にDJセットにギターを首から提げたムーグさん。衣装はオレンジのパンツに蝶ネクタイつきの黒いタキシードがプリントされたTシャツ。その隣に小川さん。ワッペンがいっぱいついたギンガムチェックのシャツにジーンズ。前方、向かって右側に刺繍入りのジーンズにEuphoricaっぽいTシャツのシュガーさん。METALCHICKSのときの黒のミニスカートに白のブラウス、ストライプの緩めたネクタイにハイヒールという格好だったからそれに比べるとラフな格好。今回は横向きで大野さんと向き合うような感じなのでギターのペダルが良く見える。そして、前方向かって左側が大野由美子さんで濃いピンクのひらひらのスカートにEuphoricaのジャケっぽいTシャツで首からベースをぶら下げている。moogシンセサイザーもその前にある。
 小川さんが入ってからのBuffalo Daughterは4人が向かい合うようなスタイルで音も初期に近い気がする。新曲?2曲ほどやってからコールドターキーからBeautiful Youへと流れていったが全然違和感がない。小川さんのドラムはヤン富田のパルコ劇場でのライブ音源でラジオの生放送とセッションしているのが聴くことが出来るのだけど、乾いたスネアが特徴的で、音の打ち方もふり幅のある感じです。
 ライブではEuphoricaのアルバムの曲やPshychicの曲が中心だったかな。
 告知では、今回メンバーが着ているTシャツは1着しかなくって販売しているのとは違うのだけど友達が作ってて、その子はパソコンもファックスも、最近まで携帯も持たなかった子で、もしどこかで見かけることがあれば買ってあげてくださいと言ってました。
 あと、ムーグさんも本業はデザイナーで、今回もツアーTシャツのデザインはムーグさんですという話から一応フォトショップもイラストレーターも使えるという話へ。フォトショップの話からアップスルトア銀座のでのライブの話へ。学校の講堂みたいなところで、ライブの前にフォトショップのワークショップがやっていて当然楽屋とかもないから後ろの方で見ていて、この人(ムーグさん)一番前で手上げて質問しててねとか。フォトショップの消しゴムツールはすごい。とかそんな話をメンバー同士で延々としてました。あと小川さんが初期のメンバーと言う話から大阪で303を買ったときの話とかしてました。
 こうやって延々話をしていたからか10時以降音が出せないはずのクアトロでアンコール終わったら10時20分。意外と押していて驚いた。それでもアンコールが鳴り止まず、そのためかメンバーが物販にまで出てきてくれてました。
 それにしてもBuffalo DaughterとMETALCHICKSで毎回対バンすればいいのに。そうすれば、キュートでクールな音も太くて踊れてザクットした音も聞けていいのにと思えた。あ、zakは今回もいい仕事してました。

2006年6月14日水曜日

ジブリの色彩設計に惹かれる

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アニメーションの色職人

「風の谷のナウシカ」263色、「天空の城ラピュタ」381色、「となりのトトロ」308色、「火垂の墓」304色、「魔女の宅急便」462色、「おもひでぽろぽろ」370色、「紅の豚」476色、「平成狸合戦ぽんぽこ」502色、「耳をすませば」427色「もののけ姫」546色、「千と千尋」1000色以上(フルデジタル彩色)


「彩色」「色トレス」「色指定」「色彩設計」


北 野: 「保田さんに関しては、一般的には色を足せば足すほど黒に近くなる、というように足し算しながら色を作っているけど、彼女は赤色を抜くことで青色を出す、というように引き算で色を作っていましたね。千何百という色をすべて見分ける"天才"、すごいと思ったね」。


2000色くらいが頭の中に入っているとか。

保田さんはモノクロでも12色使用したとか。

保 田:「何色の洋服にするかというのは最後の問題。初めに、この人はどういう性格なのか――強いのか、やさしいのか。それを決めてから色が決まります。例えば不思議の町の湯屋で働くカエル男は、もともとは人間なので肌は青系のグリーンでなく、人間の肌を感じさせるあたたかみのあるグリーンを使いました」ときめ細かい。


 影の中にも色はある、と話す。「私たちは血の通った人間を描こうとしてきました。機械的に影をつけるのでなく、ある主体をもった影として描きたい」


読めばすごさが分かる1冊。職人の体験は読んでてわくわくするものがある。

2006年6月11日日曜日

暗夜光路

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2002年に原美術館で開かれた暗夜光路展を見た後に朝香宮邸周辺を歩きました。
 暗夜光路展というのは2001年10月20日(土)から2002年01月14日(月)まで原美術館で開かれた横尾忠則の個展のことで三叉路の妙な空間の歪みを描いた絵画が30点ほどとその他が何点か出展されていました。どのような作品かは、ほぼ日で見ることが出来ます。

 何でこんな以前のはなしが突然出てくるかと言うと、たまたま朝香宮邸の話を見て思い出しました。この周辺には暗夜光路のような三叉路がありました。

 朝香宮邸こと東京都庭園美術館の周辺には高速道路が走っていて、高速道路に沿って路地が出来ています。高速道路の隣は庭園美術館の敷地の森になります。一月の夕方の森と言うのは非常にさびしいものがあります。

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 たまたま通ったときが1月の夕方の薄暗い時間だったこともあるのだけど、暗夜光路展を見た後の三叉路はゾクゾクとするものです。

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 三叉路にたどり着くと目的がない場合どちらへ行こうかと、じーっと周辺を見渡して立ち止まって考えます。

 三叉路に建つ建物は、その敷地をいかそうとしてかわったデザインになるのでしょうか。それともたまたまなんでしょうか。
 左は高速が走っているため細く暗い路地になっていて右側は住宅街となっています。こうも対照的な路地だと暗夜光路そのものというかんじで不気味です。
 普通なら明るい方へ進むのですが、高速をつたって歩かないと道に迷うし庭園美術館とは対称の方角なので暗い方へ向かいます。三叉路には何か碑のようなものが置かれているので、やはりここは何かあるのかもしれません。

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 もう1箇所三叉路にでくわします。こちらも左側の細い路地が暗く右側の道が明るくなっていますが、こちらは右側の風景ががいびつです。この三叉路の場合だとどちらへ向かおうか悩んでします。
 ちなみに左側の路地はところどころ高速の中が見えます。首都高のトンネルとなっていて暗闇にオレンジの光が漂っています。そして、その隣にうっそうとした庭園の森が連なります。 横尾忠則さんは違う風景を重ね合わせて暗夜光路の題材となる空間を作っていると書いてありましたが、ここの東京の姿が切り貼りの暗夜光路そのものだと思うのでした。

以上、暗夜光路の思い出でした。

2006年6月8日木曜日

ダヴィンチコード

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先週の週末にダヴィンチコードを見てきました。
評判どおり面白い映画ですが、意外とキリストの秘密が簡単に語られるのには拍子抜け。以前にいわゆるシオン修道会やマグダラのマリアをテーマにした特番を見ていたので結構楽しく見れた。ガリレオやアイザックニュートンについて物語の展開の鍵として使われているだけど、ほとんど触れられていないから下調べしてからでも面白く見れます。シオン修道会やマグダラのマリア、ガリレオやニュートンの逸話を知らない人は難しいと思うのか、物語に迫力を感じるのかはなぞ。ただ、その逸話を知っても楽しめた映画ではあった。
で、以前見た番組なんだけど、いつ頃見たかも忘れたんだけど半年くらい前だったような気がするんだけど、どこの番組だったかも記憶がはっきりしない。ただ、msnの ダ・ヴィンチ スペシャルサイト > 禁断の聖書がそのときの映像も含まれていた気がする。
msnの番組は一部分しかないのだけど結構面白い。結構復習に近いけどダヴィンチコードを見た後なので見入ってしまった。
http://promotion.msn.co.jp/davinci/ngc.htm