2001年9月23日日曜日

イームズ展のイスのこと/イームズの映像のこと/ 法隆寺宝物館のことイスのこと仏のこと/谷中と赤瀬川原平の関係のこと/指揮官のいるバンド(DCPRG)のこと 2001/09/22

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★イームズ展のイスのこと
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 イスはそれほど興味はないんだ。好きではありますけど。初期のLCW
だったっけ、忘れたけど、なんか教室のイスのようだし、プラスチックの
チェアは駅のホームみたいだけれども、(それは、駅のホームや学校が魅
力的な空間なんだろうけど)それらとはちょっと上を行く魅力があります
よね。
 なんだろう、べたーとしているというか、無駄に座る部分が広いと言う
か、ダラーとしてる感じが好きですよね。あの、奈良美智の絵の犬のよう
な、ダラー系の感じが浮かんだんですけどね。
 イームズのプラスチックのイスって背もたれがクニャっと反れるんです
ね。いいですねえ。あ、そうだ、イームズ展ではイスに座れるんですよ!!
イスなのだから座れるのは当然ですけど。

★イームズの映像のこと
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 本当は映像を見に行ったといっても過言ではないんだ。イームズ的空間
をね。映像はその人の目線が伝わりやすいから好きだ。インタビューも好
き。なんでも知りたがりやの性格としては一番思考に近づけるし。
 当然、ビデオを買ってきたのだけれども、「デザインQ&A」と「ノー
トン記念講義[GOODS]」がないのだよね。会場で見なさいということ
か。見てきて良かったけど。「デザインQ&A」は一番最初の入ったとこ
ろで、「ノートン記念講義」は出口の間際で見れるのです。出口に近づく
と「デザインQ&A」のコメントが垂れ下がった紙が続きます。QとAを
見ながら出口へ近づきます。「Q:芸術の未来は?」映像も、展覧会も、
ここで終ります。
 ノートン記念講義は接写の魅力が分かるのです。イームズの映像と言え
ば接写とリズムだと思うんですよね。こぎみの良い音楽映像ならクラシッ
クでも踊れるものだと実感。踊らなかったですけど。
 あっと、ノートン記念講義でしたけど言葉の一部を引用するのが一番で
しょうか?会場ではこれだけがスライドの訳が置かれていました。


  紙束。夢に見たことがあるでしょう。じつに美しい。

  封を切った包みにも独特の魅力があります。隅が破けているようす、
  まるで誘っているようです。
  最初に一枚を取りだすときの、あの特別な感覚。なにかが変わるよう
  な、あの感覚――。                      

  箱入りのチョーク。チョークは箱に入って並んでいるときが一番すば
  らしい。
  

★法隆寺宝物館のことイスのこと仏のこと
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 法隆寺宝物館に何を見に行っているのと聞かれると、
 ?は摩耶夫人及び天人像でしょう。このポーズそうないですよ。レッツ
ダンシングてな感じで、しかも気合が入っていません。脇から釈迦が、
やあ!!て、やっているのも良いじゃないですか。
 ?は実はこの皮のイスなんですよね。これって置く位置も指定してあっ
て、少しへこんでるんでっすよね。良いいすだ。座れるので尚、良いイス
だ。座れるのは当然か。
 ?はあの展示ケースと第2室の配置かなあ。ま、これは感動して当然。
 あと、閲覧ルームの本の配置も好きなんだけどね。絶対あれは本の置く
位置と数も指定していると思う。入口もかっこいいよね。


※あと国立博物館と東洋館と平成館に寄って、(貧乏性なので全部見なけ
ればと思うんだよね。)芸術酔いする。何事も適量だろうね。

★谷中と赤瀬川原平の関係のこと
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 赤瀬川さんはネコだね。縁側の化け猫の雰囲気がします。昔はHRCと
かつけてかなり化けていたけど、今は縁側にいて時折驚かされるという感
じだろうかな。
 赤瀬川展のあるスカルザバスハウスは銭湯がギャラリーに化けたところ
で、今回は平面作品が並んでいました。作品は一部を除き売っていて、「
あいまいな海」シリーズ10点10,000,000円とかで何かやっぱ
り化かされている感じがしてね。そんなにするもんなんですね。
 ところで反芸術アンパンにあったイラストを見たときは、ちょっと嬉し
かったな。印刷じゃなくってボールペンの線がしっかり見えたからなあ。
こういうとき印刷は弱いなあとおもうな。
 谷中って猫、個展、墓ていう感じで面白い場所だなあ。(ちなみに、迷
って谷中一周してまいました。)猫がいるっていう人臭いところに、絵が
あって、それで石のオブジェ(墓)がいたるところに並んでるでしょ。棲
み分けしてそうで侵食しあってて。なかなかな場所だな。
 前回の赤瀬川さんの個展はこの銭湯画廊の煙突に巨大な猫のオブジェを
つけるものだったそうですね。写真があって見させてもらいました。
 いい。やはり赤瀬川さんは裏切らない。

★指揮官のいるバンド(DCPRG)のこと

 はまった時は1曲しか曲を聴いたことのないバンドでした。今年のの1
月くらいでしょうか。公式音源は1曲のみ、しかしそのバンドのための筋
書きが、ずらーと(紙なら何ページもだろうけど、HPだから何だ?)か
かれているバンドでした。
 ポリリズム、ダンスとジャズの融合みたいなフレーズのバンドでしたね。
��OVOと良く比較されます。7月にシングル、8月にアルバムを聞いて
��月にライブを聞いたことになります。
 で、特にキャッチ22が新鮮でしたね。
 指揮官(コンダクター)がいて、指揮のないところでは各自が思い思い
にグルーヴを出していて、指揮官が狂っていててい言う感じですね。
 各々がグルーヴを出していると言うところはROVOにも共通してるん
だけど指揮官がいるというのは圧倒的に特徴的ですね。ROVOはそれぞ
れの精鋭部隊の音のどれを中心に聞くかはそのときのこっちの気分による
んだけど、DCPRGは違うんですよね。狂った指揮官の元に集約された
音を聞く感じがしたんですよ。実際見て。音に中心はないけど、この音を
聞いて次にこの音を聞いてというのは指揮官の手の内にあるかんじかな。