2010年10月9日土曜日

吉田屋とヒント


    と
    V
吉田屋 ヒントという本を買った。
http://bccks.jp/#B34456,N0
 吉田屋料理店というお店で先日ご飯を食べました。大友良英さんがJAMJAMラジオでそこの料理がとてもおいしいと言っていたのと、ラジオで流していた「自家豚ばら肉の塩づけソテー」の焼く音がとてもおいしそうだったこと。そんなことで、京都へ行ったら是非行きたいそう思っていました。
 場所は丸太町御幸町下ル五軒目東露地奥ということで京都の道の読み方を理解すればすぐに分かる。理解していないと露地の奥。隠れ家のようにあるので分かりにくい。
 

  時間があったので、三条から市役所横の通りとずっと歩いて行きました。新京極の商店街の通りの喧騒から市役所前あたりまで来ると少し静かになってきて、それとともに個性的な店もチラホラと現れてきて、ここを真っ直ぐ行けば吉田屋料理店なんだなあと納得。趣のある店がある中にあるという感じ。趣のある銭湯を横目に御苑のところまで来て通りを西に一つ跨ぐとお店に着きます。
お店はとても無造作で趣のあるお店。カウンター越しに並べられている食器も落ち着いた感じで整いすぎていない感じもいい。


メニューを見たが何がおいしいのか分からないので適当に注文する。吉田屋でごはん。
 「ハードチーズとグリーンリーフのサラダシャンパンビネガーソース」と「雲南風揚げきのこ」とワイン。「自家製豚バラ肉の塩漬けソテー」と日本酒。「韓国風トルティーリャ」と「手羽先の揚げ物スイートチリソース」を注文。ハードチーズは薄くスライスしてあってとても食べやすくってワインも進みます。雲南風揚げきのこは想像していたのとは違っていたのだけど、エリンギ風の風味豊かなキノコとさきいかのような状態になったキノコが揚げてあっておつまみ風。でも、お酒には良くあう。
 「自家製豚バラ肉の塩漬けソテー」が出てきたらこれは日本酒でしょう。サニーレタスが豚バラ肉の下一つ一つに敷いてあって塩辛い豚ばら肉のいいアクセントになっている。「韓国風トルティーリャ」はキムチピザみたいな感じでした。チヂミっぽくもあり、ピザっぽくもありピザとキムチって合うんだと思いながらお酒が進む。「手羽先の揚げ物スイートチリソース」もチリソースが辛すぎず少し甘い感じもあっておいしいなあと思って食べる。
 お店に本が置いてあったので手にとって見ていました。
 2冊本があって一冊は「京都 吉田屋料理店」という本。吉田屋で出している料理のレシピが書かれているような本で、どの料理もおいしそうに見える。メニューにない料理のレシピばかりで、でも「吉田屋では定番の料理」とかかれてあったりして色々その時でメニューがあるんだろうなあと思ったり。

 そしてもう一冊は「吉田屋とヒント」という本。なんでもこの本は天然文庫というところで出ていて、ネットで内容を読むことが出来て、注文すれば1冊から印刷して郵送してくれるそうで、在庫を抱えないんだそう。ちょっと高めなのか、ファンジンとしては格安なのか良く分からないが面白い形態だなあと思ったり、音楽もこんな感じでアルバムを作って送ってくれる形態があれば在庫抱えなくてすむのにと思ったり、コンピとかもユーザーで作れるようになればなあと思ったり。
 話がそれたけどそんなことを思いながらちょっと読んでみる。どちらかといえばこちらの本は吉田屋という料理店で出る料理のヒントとなった旅先での料理や吉田屋以前の話も織り交ぜながら吉田屋というお店はこういうお店ですよということを簡単なレシピを交えて教えてくれる感じ。読むとこの店の料理を、今日食べれなかったものをまた食べたくなる。
 また来たくなる。
 そんなことを考えて1冊買って帰った。