2003年11月29日土曜日

エレクトラグライド2003@幕張メッセ

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エレクトラグライドというイベントであなたは何を見たくて行ったの?と聞かれると何なんでしょうねえ(笑)
アンダーワールドはCD持ってるけどライブは一度も見たことないし、あとは聞いたことありません。
でも「太くてラウドなキックの音(高揚!)bymoOog」が聞きたい気分だったの。
夏のイベントのフジロックはそれは楽しいけど、あれはやはりロックのイベント。クラブミュージックはやっぱり閉じ込められた空間で聞きたい。

というわけで、遅れて入った巨大な空間は既に人だらけ。始まったばかりなのに外でくつろぐ人。アンダーワールド目当てなんだろうなと思いつつ、Luke Vibertの演奏する会場へ。
セット転換による間がないように会場はLIVEステージとDJステージになっていて交互に演奏をする形。
だからどこにいても音が聞こえてどこでも踊れるのだけど、立つ位置によってスピーカーから伝わる音が違っていて面白い。良い音のする位置を探すような感じで揺れながら歩いて2つのステージの中間あたりで踊っていた。人も少ないので踊りやすいしなによりTOMATOのVJが見やすいのだ。
去年のエレグラ大阪のティムデラックスもそうだったけど最初の人というのはフロアを適度に暖めなければならないから大変だと思う。
MEAT BEAT MANIFESTのRADIO BABYLONやクラフトワークのTour de France なんてのまでやってて分かりやすくてほっとした。知らないイベントにきたときにふらっと躍らせてくれる選曲をしてくれるのはうれしい。
��uke Vibertが終わるとColderというグループだったが、ちょっと場違いのような音楽。最初の頃はしまりのないモグワイのようでこの場でバンドセットは辛いなーと思いつつ、晩御飯を食べれてなかったのでフードエリアへ向かう。

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会場内には巨大な画面に寝ている人の映像と会場の様子をライブで編集した(?)映像が並んでいる。アンダーワールドの時のVJもそうだし他のもそうだけどカメラで映した映像をその場でibookで編集して流すスタイルや音に反応してVJが変化するプログラムなど現在という部分を意識した作りになっていたと思う。
ご飯を食べて帰ってきたらColderの演奏もましになってきていて、途中までは座っていたのだけど最後の方は踊りたくなってフラフラと楽しんでました。
で、次のfutureshockですが一番体力的にあった時間だし(会場に来る前に歩き回って疲れがピークになっていると言うのは、毎回分かっていながら懲りずにやってしまう)、何しろ曲もunderwaterのネタが多かった(ように思えた)ので結構好みでウン楽しめた。
underwaterのネタはそのあとの家ネコさんも使っていたけど、家ネコさんのはもっとサンプリングをちりばめている感じでこちらは原曲を生かしている感じ。でも原曲そのものでもないはず。一番好きだったかも。でも今回てどれも良くってどれが一番て付け難い。一言で言えば全体的に良いイベントだったということか。

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で、UNDERWORLDですが、さすがにこの頃になると人だらけ。そして、盛り上がりも一番。
つなぎが下手だとか何だとか言われながらも、みんな何だかんだいってUNDERWORLDが好きなんだねと思う。
それに、UNDERWORLDで人を集めたから他の人のときは踊りやすかったわけで、悪くないと思う。
賛否があるのも分かるが、やっぱり歌えて踊れる分かりやすいテクノは人気があるということなんだろうか。
��0年後も様式の一つとして生きつづけるのではないかと思えた。
ちなみに、最初ステージ正面後方にいたのだけど人の多さに嫌気が差して、ステージの後ろの方へ移動。
それがここがUNDERWORLDも見やすいし人が少なくて踊りやすいし、音いいし、これからずっとここにいた。

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Felix da Housecatもものすごく良かったしVJ(踊るおっさんのVJ Felix da Housecat本人?)もアホっぽくってよかったのだけどものすごく眠たくって30分くらい踊っていたけどあとの30分くらいは心地よい睡眠の音楽となっていた。
次のLFOは凄い!。初めて聞いたけどあの音圧は感動だった。ビシビシ届く音圧はまさに僕の想像するテクノらしいテクノというものの姿。突きつける低音の音の壁みたいなものと高音部分のなんとも言いがたい変化はこのイベントで最も特色があって異端じゃなかったんだろうか。踊りにくくって素人のような僕には、んーというかんじだったけど凄さは感じた。
で、最後の2many DJSだけどなぜかVJにはmany DJSとしかなくって「2」はと思ったりしたのだけどまあ、どうでもいいこと。じつは今回見に行った中で2many DJSの前評判に一番期待して行ったのだけどUNDERWORLDあたりから起きていた頭痛に30分くらいしか見ていられなかった。でも、これ僕の好みの人たちだわ。「今夜のDJは2manydjsです。あなたはまだ分かっていないようね。」みたいな日本語の仕込みにしろ、ニルバーナをかけたりするところなんてのもいいし、彼ら最後にしたのは正解だと思う。だれそうな時間をだれさせない人たちででした。帰り際のニルバーナには思わず立ち止まってしまった。
今年って去年のようにアクの強い人たちっていなかったけど全体的にいいイベントだったと思う。来年も行きたいと思うが(大阪にね)体力の使い方はもう少し学習した方がいいと思うね。