2006年6月14日水曜日

ジブリの色彩設計に惹かれる

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アニメーションの色職人

「風の谷のナウシカ」263色、「天空の城ラピュタ」381色、「となりのトトロ」308色、「火垂の墓」304色、「魔女の宅急便」462色、「おもひでぽろぽろ」370色、「紅の豚」476色、「平成狸合戦ぽんぽこ」502色、「耳をすませば」427色「もののけ姫」546色、「千と千尋」1000色以上(フルデジタル彩色)


「彩色」「色トレス」「色指定」「色彩設計」


北 野: 「保田さんに関しては、一般的には色を足せば足すほど黒に近くなる、というように足し算しながら色を作っているけど、彼女は赤色を抜くことで青色を出す、というように引き算で色を作っていましたね。千何百という色をすべて見分ける"天才"、すごいと思ったね」。


2000色くらいが頭の中に入っているとか。

保田さんはモノクロでも12色使用したとか。

保 田:「何色の洋服にするかというのは最後の問題。初めに、この人はどういう性格なのか――強いのか、やさしいのか。それを決めてから色が決まります。例えば不思議の町の湯屋で働くカエル男は、もともとは人間なので肌は青系のグリーンでなく、人間の肌を感じさせるあたたかみのあるグリーンを使いました」ときめ細かい。


 影の中にも色はある、と話す。「私たちは血の通った人間を描こうとしてきました。機械的に影をつけるのでなく、ある主体をもった影として描きたい」


読めばすごさが分かる1冊。職人の体験は読んでてわくわくするものがある。

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