2004年5月5日水曜日

モダンってなに? MOMA展/YES オノヨーコ展 20040505

i8cj8i0000014ye5
i8cj8i0000014ye5
さて、話は一度、前日にさかのぼるが、六本木ヒルズではMOMA展もやっていて見る。モダンってなに?
 1880年代から現代までを、4つの時代に分けて展示しているのです。ゴーギャン、キリコ、ムンク、ピカソ、ゴーギー。有名だし嫌いじゃないけどまあこんなものか。1920年ころから好きになる。あ、もしかしてと思ったらやはりロトチェンコ。分かってうれしい。

 見終わって思ったのだけど作品が多すぎて結局一連の流れになってしまう。
 結局僕の好きなのは20年代のバウハウスにロシアアバンギャルドと60年代のフルクサスだと分かった。もちろんそれ以降も好きだけどね。
 MOMA展にはフルクサスの作品もあった。その後で見たオノヨーコ展でもジョージ・マチューナスの作品があった。そして、オノヨーコ展にはフルクサスの考え方として「一瞬で消え去るものを切り取るのが芸術という考え方」という解説があったがこの街の潮流はそんな流れなのだろうと思った。
 MOMAの作品の中に赤と青と銀色のキャンディーが白いフロアの角に三角になるように積まれていて自由に取っていいという作品(会期中いつも補充されるのです)はフルクサスやそれ以後の考え方だろう。
ono_yoko
ono_yoko
 午後からオノヨーコ展をみるのだけど、この人の作品はフルクサスそのものだった。
 オノヨーコ展には運がよければオノヨーコからかかってくるかもしれない白い電話がおいてあってそれはおもしろかった。かかってきたら「HELLO」と言えば良いのか「もしもし」と言えば良いのか。というか日本語で喋ってくれるのか。
 白い10人がけくらいのチェス台やWAR IS OVERの文字やら本などで見たことのあるものなのに実際に見ると感動するのは面白い。 
 オノヨーコのフルクサス以後の作品はこの世の傍流かと思っていたけども、そういうわけでもなかった。
 10メートル以上ある天井の一点から真っ白な紐へフロアへ何本もピンと張り詰めている作品や、緑の木の葉に白色の願い事を書いた短冊をいくつも付けていく作品など、ポピュラー性の高い作品だったのは意外だった。
でも、きれいだったから許すけど。ちゅーか、ポピュラーなのか純化なのかは考えるところがあるけどね。
そういえば、白や透明感を基調としている感じは、オノヨーコ展もそうだったし。日本科学未来館もそうだったし六本木ヒルズもそうだった。
モダン ということなんだろうか?
そこじゃないはずだ。白の上に何が載るかだ。今日の昼はそれは草間の前衛ファッションショーだったのだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿