2004年10月28日木曜日

ヴィンセントアトミクス@TOKUZO 2004/10/27

VINCENT_ATMICUS
VINCENT_ATMICUS

芳垣安洋(ds)が90年代半ばから温めていた「アンサンブルを重視したバンド」という構想をもとに、1999年横浜ジャズプロムナードへの出演を機に結成。リフ、ソロ、即興、ノイズ、ドローン、すべてがミニマルに絡まるサイケ・エキゾチカ・アンサンブル。メンバーは他に岡部洋一(ds)、勝井祐二(vl)、太田惠資(vl)、菊地成孔(sax:2003年5 月のライヴをもって脱退)、青木タイセイ(tb)、松本治(tb)、水谷浩章(b)、高良久美子(per)。


 ヴィンセントアトミクスというバンドのライブに行ってきました。良い日だったのか悪い日だったのか。
 まずは、行きの特急の中でチケットを忘れたことに気づきました。忘れないようにと車に入れてたのに。
 チケットなしで入れるかなーとそればっかり気になって。でもそんなに前売りではいる人もいないだろうと淡い期待も。
 会場のTOKUZOに電話をしてみても朝までやっている居酒屋だから当然昼間はつながらない。

 ボーっと栄を歩いていたらいつの間にか松坂屋の最上階に。パルコの南館にしては少し落ち着いた雰囲気にパルコも変わったなーと思ってました。
でも鳩居堂を発見。パルコに鳩居堂はオカシイとここで気づいた。でも、こんなところにあったんだ。葉書を数枚購入。
 その前に芸術センターのミュージアムショップでも何枚か葉書を購入。2005年用の葉書がやたらとあったよ。もうそんな季節か。
 当日で入る羽目になったので、TOKUZOへ早めに行くことに。そんなに並んでいないので一安心。並んでいると英語で外国の人と流暢に話す人が。深雪さんとリブハ二という方でした。英語話せないのでドキドキ。深雪さんに通訳してもらいつつそれでもあまり話せない。なんか今の日本人より外国人の方が物腰が丁寧な気がするのだが。
 今回はTATEさん、深雪さん、村上さんというこの人は始めて会う方、リブハニさんとカリームさんとこの方も初めて。結構初めての人が多い。一人で見に行くことの方が多いので楽しい。
 シュークリームを頂き、深雪さんとリブハニさんで分けて、僕一人ひとつは悪いと言ったら隣の見ず知らずの人と分けることに。犬山の人でした。
 深雪さんがカリームを探しに行くと行ってしまってリブハニと二人きりに。日本人でも初めての人とは緊張するのに。お互いあまり喋れないし。で、そんなときに限って行列が動き出すのよね。お互い困った顔をしながらも仕方がないよねという感じで中に入ることにした。言葉は分からなくても困ったなあと言う表情は共通みたい。
会場に入って座席について場所を確保。飲み物はカウンターでセルフサービスだよというところまで通じたところで深雪さんが帰ってきてくれた。
そんなこんなしているうちに、TATEさんに村上さんんにカリームも登場。
TOKUZOは料理がおいしいので食べずにきたのだがこれは大正解。秋刀魚や鯖の料理がおいしいです。エスニックチャーハンも少しピリカラでグッド。
 キノコと春雨の韓国風炒め
 貝柱とケッパーオイルのピザ
 サンマと秋野菜のトマトスパゲティ
 キムチ冷奴
 エスニック海老レタスチャーハン
 フィッシュ & チップス
 京都・千鳥酢で作った自家製ピクルス
とまあ色々頼んで奢ってもらった。
 バンドですが、芳垣(ds)、岡部(ds)、高良(pec)、水谷(b)、 青木(Tb)、松本(Tb)、勝井(vil)、 太田(vil)の構成でdsはperも兼ねているので場合によってはper3ともなるし、青木タイセイさんはピアニカもすればギターも弾くし。ダブルドラムにダブルヴァイオリンにちょっと目がいく。
ブラジルもあればポリリズム的な曲もあるし、岡部芳垣勝井によるminiROVOみたいなフレーズもあるし渋さっぽい部分もあるし。いろんな音が出て楽しい。
 最初の曲は熱帯雨林の中に居るかのような鳥のような音をさまざまな楽器で演奏する曲からポリリズム的なリズムに展開する。複雑なリズムなのだが深く気にせずに音に耳を傾けると自然にリズムに乗れる。
 複雑な展開でマラカスでドラムを叩いたりもしている、すごい。そのせいでスネアが破れたようで、本皮なんだよーとかなりショックを受けてた。
 バイオリンにしても太田さんと勝井さんでは違う。太田さんが基本的なリフを刻む感じなのに対し、勝井さんは勝井さんらしい音というかエフェクターで浮遊感のある音を重ね合わす感じ。それに、高良さんのヴィブラフォンがエキゾチックな感じを作って、それを複雑なツインドラムが絡みトロンボーンとベースのリズム隊がリズムを作る。パートによってはトロンボーンが主役になったりパーカッション主体になったりと楽しい。
 バンドが2つに別れ交互に演奏する曲が面白かった。岡部、太田、青木、松本のグループと芳垣、水谷、高良、勝井に分かれて激しい音と柔らかい音を交互に鳴らすような対照的な音を自然にセッションしてしまうところがすごい。
太田さんシャウトしすぎでむせてましたが。
それにしても、楽しい音で2時間はあっという間だったな。

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