2002年10月20日日曜日

Private Luxury(須田悦弘・草間彌生)

「Private Luxury−萬野コレ2002・現代美術とのコミュニケーション−」という展示を見に萬野美術館へ。

●「須田さんのも小さくて笑えた」と感想を送ったら「花だからね」と苦笑いされる。これだけじゃ、伝わんないよね。苦笑いされるよね。
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須田悦弘(1969−)は、バラや椿など人々に広く親しまれている花々から雑草まで、さまざまな植物を木彫によって実物大に再現した作品で知られる現代作家です。木彫という伝統的な表現技法に基礎を置きながらも、作品が展示される空間全体までも表現手段とするインスタレーションという現代的な表現によって、近年国内外でたいへん注目を集めています。
http://www.edu-c.pref.gunma.jp/kyoui/bijutu/exhibition/index2-1-03.htmより引用
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いちおう、http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/nmp_b/gallery/shokudo/suda_j.html
で予習して行ったんだけど、花筒の根元からちょこんと芽を出す1cmに満たない雑草が彼の作品だとは・・。通り過ぎそうになったときに「須田悦弘」というネームプレートを見て気づいた。通り過ぎそうになって気づくなんて、ある意味ハプニング作品だと思えたら笑えた。こういう、ミニマルなハプニングてすきだから。
玳玻天目散花文茶碗」(国宝)の隣にさりげなく置かれた須田さんの花びらの作品がいい味を出している。花筒にしろ天目にしろ、ものすごく素敵なものなのだが、価値をわからない人間が見ると「須田さんの作品を結構引き立ててるじゃない、こいつら」と思える。本末転倒だが見方が変わるとそうもなる。「玳玻天目散花文茶碗」は国宝とかのネームバリューを抜きにしても素敵だった。
●草間彌生さんの作品はキャンバスの絵の筆の起伏とかさえも何かがあるように思える。吸い込まれそう。
 茶室とのコラボレートではの水玉の茶室が・・・。茶室の中にはDots Obsession で使った水玉バルーンがおかれて、床の間には「無限の網」の版画が。落ち着かないかもと言う評判も、考え方次第かと考える。
 茶室とは落ち着くためのものなのか、快楽のためのものなのかという解釈。
 かつて、茶道とは風流人といわれるわけのわからない者が集まって行う密室パーティーだったと考えれば、茶道の行いはすべて人を快楽に置くために考えられた動作とも考えられるわけで。水玉バルーンの横に寝っころがって「無限の網」を見ながら日向ぼっこ気分でお茶をすすれば気分はトリップかな。
 お茶は飲めるの?とも聞かれたが飲めないよ。外腰掛に座って茶室見ながら勝手にぺットボトルでお茶飲むくらいならOKなんだろうか。
●土曜日に行った大阪の萬野美術館は生き残りと将来を考えてのいいセンスを模索してるかなと思った。
http://www.hotwired.co.jp/culture/interview/990601/textonly.html
ここを読んで、あーキューレーターの発想が普通じゃないんだなと思ったんだよね

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