2007年12月14日金曜日

アンビエント・ドライヴァー

エクサン・プロヴァンスでの昼食中、この前買った細野治臣のアンビエント・ドライヴァーを読む。まだまだ最初の方だけだけど、読みやすい本だけど時折ハッというようなというより、そうそううんうんとうなずく言葉が書かれている。そうそう、音楽に対して同じこと考えていたよという感じ。



レビュー






アンビエント・ドライヴァー THE AMBIENT DRIVER


4.50点(48人)


2005
マーブルトロン
細野 晴臣


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「それまで現代音楽といえば意識的なアートだったのに対し、アンヴィエントはポップスだといったら分かりにくいだろうか。だが、なんとなく聞くというよりは、「こりゃ、すげえや」「新しいや」などと興奮して聞いていたのだから、やはりこれはポップスなのだ」


「モンド・ミュージックとは、アメリカの雑誌『リ・サーチ』の連中が単なる趣味で集めていた、ヘンテコリンな音楽群のつづり方だ」


「モンドというのは結局のところ実体のないものだから、突きつめないほうが楽しめる」


「音楽に限らず、芸術とは鑑賞するよりは体験するものではないだろうか」


「モンドが「聴き方」の態度だとすれば、アンビエントは、「作り方」の態度ともいえる。」


「ここ数年、僕は「静けさ」に心惹かれている」


「アンビエントは物語のない、何も起こらない音楽だから、刺激を求める人には退屈に聞こえるかもしれない。だが、そんなメロディも歌詞もない音だけの響きを聴いて、従来のポップスのように楽しむ若い人たちがいることもまた事実だ。」


「ただ一ついえるのは、自分一人で作り、自分一人で聞く作業から生まれたひそやかな音楽ではあるが、それを人に聞いてもらうのも僕にとっては楽しみの一つということだ。」


ところで本とは関係ないけど、このイベントが面白そうだなあと。

2007.12.23(日) at名古屋今池得三
名古屋市千種区今池1-6-8 ブルースタービル2F  052-733-3709
http://www.tokuzo.com/
OPEN/18;00 START/19;00
adv/2000yen door/2300yen
電話一本で簡単に予約できます!!052-733-3709

●金澤美也子(p) and 小野良子(as)
ジャズ・ピアニストの山下洋輔氏も「ものすごい音楽だっ!!!」と大絶賛させた超絶変態バンド「る*しろう」を中心に活動し、あるときは吉田達也氏のバンド「高円寺百景」にも楽曲提供しメンバーとしても活動。そのほかに小室哲哉氏のバックコーラス、女優業、ゲーム音楽作曲など国内外で活躍美人変態ピアニスト、「金澤美也子(p)」が今池得三に登場。名古屋で活動中のサックス奏者小野良子(as)とデュオをします。
http://www7.ocn.ne.jp/~tolsilo/contents/MKprof.html
http://www.myspace.com/onoryoko

●the ひゃくたたき
ドラム、マイク、エレクトロニクスなどを使用し、音圧音塊を「叩き」だす独演暴虐グラインド・グループ。
http://www.myspace.com/thehyakutatakix

●RYORCHESTRA
女性2人の絶叫とささやき系ボーカルにうっとり。個性的なメンバーが演奏するのはロックのようなジャズのようなインプロっぽいような、クラシックの感じもある摩訶不思議音楽。それぞれのメンバーは藤井郷子オーケストラ、渋さ知らズ、ett、next orderのバンドなどで国内外でも活動中。
http://homepage3.nifty.com/ryono/index.htm


山下洋輔が「ものすごい音楽だっ!!!」ってどんなのよねえ。
ryochestra (小野良子オーケストラアコースティック) もメンバーはettの二人とか即興の強そうなメンバーなので面白そう。
あと、「the ひゃくたたき」って(笑)

「音楽に限らず、芸術とは鑑賞するよりは体験するものではないだろうか」ていうしねえ。これは鑑賞じゃないね。どれも一度も音源を聴いたことないけど体験しとこうかな。名古屋行ったばかりだけど。

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