ラベル 小野良子 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 小野良子 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2009年4月6日月曜日

John Zorn's Cobra  名古屋作戦今池部隊

9f545b53-912b-401a-a99a-bb210da7f3bc

TOKUZO10周年企画第14弾3/15(日)John Zorn's Cobra  名古屋作戦今池部隊



18:00open 19:00start  

前売¥3,000 当日¥3,500



巻上公一(プロンプタ)

津山篤(ギターとか歌とかベースとかピアノとか)

鬼怒無月(ギター)

植村昌弘(ドラム)

藤原弘明(ヴァイオリンとかバンジョーとか)

KEI(ギター)

臼井康浩(ギター)

小野浩輝(カシオトーン)

石垣篤友(ベース)

石渡岬(トランペット)

白木佐也加(歌とかピアノとか)

小野良子(サックスとかフルートとかピアノとか)



鬼才ジョン・ゾーンが提唱した即興音楽の"サバイバル・ゲーム"John Zorn's Cobraが、プロンプター巻上公一で、遂に今池上陸。

「コブラ」は84年にジョン・ゾーンが"作曲"した即興演奏のシステムで、
"部隊"と称される、10名程の演奏者たちが、プロンプターが差し出すカードとそれに対応したボディ・ランゲージによって意思疎通をはかり、即興演奏を行
なうというもの。途中"ゲリラ"としてプロンプターに逆らう演奏者も登場し、ゲームに負けると制裁を受けるなどサバイバル・ゲームらしい物騒なルールもあ
る。

今池部隊には、東京、関西からの強者経験者達に加え、名古屋即興勢も大量参戦する 。


 ジョンゾーンのコブラは主にいろんな人がいろんな組み合わせでやっているのだけど、見るのは初めてで、どういうことになるのだろうと興味津々で見に行きました。

 ちょっと早めに来て後ろの方に座っていたら、前の方も空いてますよと言ってもらって、案内されるままに最前列に。

 プロンプターの位置より前になってしまってた。おかげでプロンプターの出すサインも見えるし、鬼怒さんや石垣さんは見えないのだけど、近くで良く見える。

 プロンプターは客席の位置に立って机の上におかれたいろいろなサインを差し出す。サインは客席からは見えない形にはなる。どういうサインがどうなっているのかというのは想像するのが楽しい。

 ちなみに、サインから想像出来るのをいうと、演奏者がグーを差し出すと主導権の意思表示、バンダナをつけるとリードを演奏するんだと思う。首切
りのサインで演奏を中断。たまに良い演奏をやっているとプロンプターが拒否する場合もある。くそうという声が聞こえてきて笑った。

 1、2、3とボードがあって鉛筆で書くサインをするとリフが記憶される。1を出すと1のリフが演奏されて、2を出すと2のリフが演奏され、1と2を交互に出すとフェードしあう。

 誰かが指揮者となって演奏者を指示する場合もあれば、指揮が乗っ取られたり、違う展開をかぶせられたり急に振られたり。そこらへんが面白い。



 

 とまあ、いろいろサインは複雑みたいでこれの何倍もサインがあるようでその組み合わせで演奏が展開するのは面白い。演奏者の力量が左右するなあと思う。





 面白いのは各メンバーがプロンプターに命令の要求を出すことによって演奏の展開が成り立つということ。リーダーがいてその人の指揮によって演奏
が成り立つとか、曲の柱があってその展開の中で即興を繰り広げるのではなくって、各々が指揮を取り合ったり指揮を重ねあわす形で即興演奏をつなげて行くと
いうというのが今まで見たことがない演奏の感じで楽しい。



 意外と即興音楽よりも耳あたりもよく、入って行きやすい感じだったのは、みんな持っている様々な引き出しをそれぞれが主導権を取り合う中で、そ
の場の空気を感じて演奏して行くからかなあと思う。そこらへんの流れとか空気とかを上手く反映させるのはプロンプターの才能なんだろうな。



とはいえ、これは見ないと面白さは分らないと思うし、メンバーが変わればまったく異なるCOBRAにになるということなので見れたのはとてもラッ
キーだと思う。メンバーを見れば期待を裏切らないのは分っていたけども、即興音楽あり、おジャズあり、ロックあり、カントリーあり、アルプス民謡?あり、
パントマイムあり、演奏中の告知・自己紹介ありでほんま面白かった。 



2007年12月25日火曜日

見えないものと見えるもの

 



664647122_161.jpg
664647122_223.jpg 愛知県美術館で河口龍夫展を見る。
会場に入ると10mくらいの円柱状に撒かれた向日葵の種が目に付く。その横には立ち枯れの向日葵。そして周囲には鉛の板が壁一面に長方形に敷き詰められていて、モノトーンの世界が広がっている。

 蜜蝋の作品もあったせいかそれらを見た時、豊田市美術館で見たヴォルフガング・ライプ展を思い出した。
ライプの作品が死から生命への連鎖というなら、モノトーンのライプというか、河口龍夫の作品は生命から死への連鎖というイメージをパッと見た時は思った。
 立ち枯れたライプかと思ったら2階の「石になった生命」や「花の遺伝」などの絵画の作品はパステル調の明るい作品で意外。花の遺伝は中央に花の種子が埋め込まれた絵画でその種子の花の色で構成されている。石になった生命は化石の作品だけど生命のあった頃の様なカラーで書かれている。生命から死というイメージを1階では持ったけど2階では逆を思う。

 2階では向日葵の種が置かれていて自由に1階の作品へ撒くことが出来る。音を聞いたり、種が円柱状に広がる様をみて楽しむ。円柱状の真ん中に四角い銅版のオブジェが埋もれていて何だろうと思っていたのだけれども、インスタレーションの模様を撮ったVTRがあって、それがピアノだと気づく。なるほどこれは現代音楽なんだとその時気づく。


664647122_62.jpg
夜はtokuzoへ。
金澤美也子(p) and 小野良子(as) とRYORCHESTRAが目的
6時ちょっとすぎに行ったら早かったのかまだ誰もいない。中から「スガキヤ行こう」の声が。たぶん東京から来た金澤美也子さんか誰かかなと思い、今から食事だったらまだまだだなと思い今池をぶらぶらと暇つぶし。

RYORCHESTRAは1曲目から3曲いっぺんにやってみましたという感じで、プログレっぽくもあり、インプロっぽくもあり、OOIOOのようなharpyのような変拍子ループボイスがあったり、激しくソロが続いたりとよく分からない。しっかりとした演奏での変な音楽を楽しむ。

ひゃくたたきはドラムとエフェクターを使ったソロ。エフェクターを使ったかなりキツイめのノイズを畳み掛けてつぶすかのようなドラムソロが被さる。ドラムセットのシンバルにピックアップマイクが付けられてエフェクターで変形して音が出る仕組み。気づいたことは、ノイズは単体だとかなり聞き苦しいけど他の音と被さればそれなりに聴けるということ。


そして、金澤美也子(p) と小野良子(as)のデュオ。 金澤美也子という人は面白い人だ。キレイな顔立ちで変な音楽を奏でる。囁く。絶叫する。鍵盤を手が面白いように動く。即興なのか。でも譜面があるし。激しく鍵盤を手が動いてもまだ余裕がありそう。
あれだけ激しく手が動くと見ていて面白くなる。


ちなみにこちらを撮っていた途中で電池切れ。
本当に面白かったのはこの後のアンコール。アンコールを予定してなかったらしく、二人で合わした曲は全てやったそうで、せっかくなんで何かお題を下さいということに。
「ABBA」
「あば!?あば~!?あばってダンシングクイーンのABBA?」
「そう」
「え~~~」「You can dance, you can jive」とフレーズを口ずさんでピアノで叩いてみたり「エービーエービー」?と叩いてみたりするが「無理無理」(笑)
「他に何かない?」の言葉に「じゃあルインズ」(笑)
絶対ここしか出てこないお題だ。
「ルインズってなにやるのクラシックメドレー?」
「あークラシックメドレーいいね」
「やっぱり無理無理」
「お題を下さいというわりには」と言われて、「あーそうだよね。ABBAやろABBA。練習やったじゃんABBA。ワンツーさんはい」
「%&#$|♪*$&#%$π√」勢いと畳み掛けるような演奏でYou can dance, you can jiveの鼻歌も混じりの不協和音。でそこからお互いの感じをつかみつつ「あばあばあばあば」と言うフレーズに落ち着きそこにサックスがかぶさって完全即興演奏。何でもやったもん勝ちやね。
即興はその奥にあるものが面白いんだよね。